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U-19代表、カタール国際決勝進出!

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 カタールU-19国際親善トーナメントに参加しているU-19日本代表は28日、準決勝の中国戦を行った。試合は延長戦の末に2-1で日本が勝利し、決勝進出を決めた。

 以下はこの日の先発メンバー。
GK
権田修一(FC東京)
DF
岡本知剛(広島ユース)、須崎恭平(磐田ユース)、浦田延尚(帝京高)、金井貢史(横浜FM)
MF
青木拓矢(前橋育英高)、香川真司(C大阪)、山本康裕(磐田ユース、鈴木惇(福岡U-18)
FW
山崎亮平(磐田)、白谷建人(国見高)

 前半、日本は身体が重く簡単なパスミスが目立った。そのミスから先制点を許してしまう。17分、なんでもないボールをDF岡本がトラップするも処理をミスし、ボールを奪われてしまう。ここから左サイドを破られ、簡単にセンタリングをあげられてしまい失点。
 しかし34分、守備陣が奮起する。FKからDF須崎がすらしたボールをDF浦田が飛び込み同点弾! ところがその後もDF間のパスミス、中盤のロングボールのパスミスが続き、リズムに乗れないまま1-1で前半終了。

 後半、ようやく落ち着きを取り戻した日本。立ち上がりから積極的に動き、ボールも動いていくが、決定的な場面が作れない。76分、中国選手が2枚目のイエローで退場すると、数的有利に立ったものの、徹底的に引いて守る中国に対して積極的に攻めきれず、突破できなくなってしまう。日本はスピードのあるFW永井謙佑(福岡大)を投入し、縦への突破を狙うが、追い風もあってロングボールがうまく入らない。その間GK権田が負傷してしまい、GK松本拓也(順天堂大)に交代。その後運動量の落ちた青木に代えてMF比嘉厚平(柏U-18)を投入。それでも決定的な場面は作れず後半終了。延長へ。

 延長戦も守る中国は前線に俊足選手を投入し、一人での突破を狙う作戦。しかし一方の日本は延長前半ロスタイム、右の岡本から中央やや左の永井へ、永井が右に流したボールを鈴木惇がコースを狙ってシュート! これが相手DFに当たり、ボールはGKの反対に転がりゴール。2-1と逆転に成功する。
 あとがなくなった中国は延長後半攻撃に転じ、危ない場面も作られたが、なんとかしのぎきって試合終了。決勝進出を決めた。しかしGK権田、そして途中出場の比嘉が負傷交代するなど、決勝戦にやや不安を残す結果となった。

 以下は試合後の牧内監督のコメント。
「苦労しました。立ち上がり身体が重かった、入り方を確認したけれど身体が動いていなかった。パスミスも目立った。失点は単純なミスからで、改めて集中力の確認をさせられた感じです。後半からボールは動いたけれど、決定的に崩そうとしすぎて、強引に行くことをしなかった。あれだけ引いた相手には
奇麗ごとでは得点できない。その辺を今後選手たちに言いたい、選手も今回それを感じたと思う。決勝はもっといいゲームにしたい」

 日本は30日、グループリーグで一度は敗れているポーランドと決勝戦を行う。ポーランドはここまで大会無失点。準決勝ではウズベキスタンを破って決勝進出を決めた。

<写真説明>延長前半、決勝点を決めた鈴木惇(左)とゴールを祝福する金井貢史。そのほか香川、山崎ら写真は日本代表NEWSに掲載!

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