[3・15 J1第2節　千葉1-2清水 フクアリ]
　清水はアウェーで千葉と対戦し、途中出場のU-23日本代表FW岡崎慎司(21)が決勝点を決め、2-1で競り勝ち、今季初勝利を飾った。以下、両チーム選手コメント。

<清水>
●FW岡崎慎司
「今年はシュートも積極的に打っていこうと思っていた。打ったら何か起こるかなと思ったら、実際に起こった。積極的にシュートを打とうとしか考えていなかった。チームが勝たなきゃいけない状況だったし、自分のゴールで勝てたことがうれしい」

●DF青山直晃
「開幕戦よりもチャンスをつくれていたし、シュートまでいっていた。あとは決めるだけ。千葉はサイドで起点をつくって、という形だったけど、中の巻さんのマークを外さないようにということだけ考えていた」

●DF辻尾真二
「1対1でやられなかったのは自信になった。対面の青木が前に来ていたので、なかなか自分が前にいくことはできなかった。もっと前に仕掛けたかった。アクシデントで回ってきたチャンスなので、レギュラーに定着できるようにがんばりたい」

●MF藤本淳吾
「後半は全体的に間延びして1人1人の距離が遠かった。でもそこで失点しなかったのはよかった。ナビスコ杯は2年連続で予選リーグで負けているので、しっかり勝って、リーグ戦につなげていきたい」

<千葉>
●FW巻誠一郎
「中盤に引いて受けるプレーを監督は嫌うので、ゴールに直結する動きを心がけた。早い段階でのミスが多くて、もうちょっとボールポゼッションしながら攻めないと。そこが課題です。個人でなく、チーム力とかコンビネーションで攻撃しようというコンセプトがある。そういう意味でコンビネーションを上げるにも新しい選手が多いし、すぐに問題を解消できない部分はある。勝利が自分たちの自信になるし、勝負にこだわってプレーしたつもりだったけど残念です」

●MF下村東美
「最終ラインが引きすぎた要因としては、攻めがうまくいかずに相手を押し込めなかったというのもある。守備が悪いというより、ボールの失い方が悪くて下がらざるを得なかった。ボールがよく回っていた時間もあったけど、すぐに失う回数が多すぎる」

●MF谷澤達也
「高い位置からいって攻撃の起点になれ、という指示だった。ハーフタイムに監督から”もっといけ”と強い口調で指示があって、後半の最初の方はうまくいっていた。PKは正直蹴りたかったけど、まだ早いかなと思ってやめました(笑い)。全体的には攻撃の形がだんだんわかってきて、あとはゴールを決めるだけ。監督があまりリスクを冒すのが好きじゃないから、今日はあまりいけなかったけど、これからはもっとドリブルとかも仕掛けていきたい」

(取材・文　西山紘平)