【第10節】(日本平)
清水 1-1(前半0-1)磐田

<得点者>
[清]原一樹(48分)
[磐]駒野友一(34分)

<退場>
[磐]河村崇大(65分=警告2回)

<警告>
[清]児玉新(21分)
[磐]河村崇大2(64分、65分)、西紀寛(81分)

<出場メンバー>
[清水エスパルス]
GK
西部洋平
DF
市川大祐
青山直晃
高木和道
児玉新
MF
伊東輝悦
本田拓也
→兵働昭弘(82分)
藤本淳吾
フェルナンジーニョ
FW
原一樹
→岡崎慎司(72分)
西澤明訓
→矢島卓郎(72分)

[ジュビロ磐田]
GK
川口能活
DF
加賀健一
田中誠
大井健太郎
MF
駒野友一
河村崇大
上田康太
村井慎二
→犬塚友輔(68分)
西紀寛
FW
ジウシーニョ
→中山雅史(30分)
萬代宏樹
→名波浩(80分)

以下、清水、磐田公式サイトよりコメント

<清水>
●長谷川健太監督
「このような舞台を作ってくれたサポーターに感謝をしたい。後半はサポーターの期待に応えるようなゲームができたと思うが、前半からもっともっとアグレッシブに行かなければいけない試合でもあった。
　後半になって選手たちはアグレッシブに戦ってくれた。前半と後半で動きが変わったのは、基本的には気持ちの部分。球際や勝負に対する気持ちで前半はジュビロに負けていた。そこで勝たなければ勝負に勝つことはできないので、ハーフタイムに、もっともっとアグレッシブに行こうという話しをして、選手たちがよくピッチ上で表現してくれた。ただ、向こうに退場者が出ただけに、最後のところで勝ちきる力がまだ足りない。こういう展開で押し切ってこそ本当の力になってくるし、チームの勢いも生まれると思う」

●MF兵働昭弘
「今日ピッチに立てて、素直に嬉しい。ダービーで出場できたことは、巡り合わせというか非常にいいタイミングで帰って来られたと思う。これもドクターやチーム関係者、応援してくれたサポーターのみなさんが後押ししてくれたから。
　自分がピッチに立った時は1-1だったので、ゴールに絡めればと考えていた。中盤が空くのでミドルシュートを打つようにと指示されていたが、シュートを打てなかったのでまだまだだと思う。まだ評価できる内容ではないが、自分の中では今日が今シーズンの開幕戦。チームがなかなか勝てなかった時期は歯痒く思いながらも、応援することしかできなかった。何かチームの力になれないかと考えながら、毎日のリハビリをがんばって、1日でも早く戻りたかった。今日ピッチに立って、改めてサポーターの温かみを感じたし、気持ちに高ぶるものがあった。これからサポーターのみなさんにピッチの上でいいプレーをお見せして恩返ししていきたい」

●FW原一樹
「ダービーはひと味違う雰囲気だし、気持ちが高ぶって鳥肌が立った。ピッチに立った時、たくさんのサポーターの声が心に響いた。やってやろうという気持ちが強くて、すごく気合いが入った。柏戦でシュートを外した悔しさがあったので、ダービーで点が取れて嬉しい。難しいことは考えず、点を取ることだけを考えて足を伸ばした。サポーターの大きな声援が背中を押してくれたと思う」

<磐田>
●内山篤監督
「アウェイのプレッシャーの中で90分間戦い抜くという意味では、10人になってなんとか踏ん張ってドローで終われたということは、選手達は頑張っていたと思います。
　前半に関しては、相手のダイアモンドに対して両サイドが起点になるという意図でかなり時間が作れて、決定機を作ることができた。萬代もシュートがなかなかフィットしなかったが入るタイミングはよかった。その中で駒野の得点は流れの中では大きかった。
　後半は相手のボランチと両サイドのハーフをとにかく動かそうという意図でやりましたが、最終的には10になってしまったことと、失点に関してはボールへの中盤のプレスがあの時間特に甘くなっていて、ゴール前でお互いが見合ってしまったという失点でした。
　最後は、相手も2トップを代えて前がかりできましたが、明確に4枚で受けていくことにしました。その辺りは駒野のユーティリティで右でも左でもこなせるので、ゴンの1トップにして、チャンスがあればどこかで名波のパスの精度と中山の背後への動きでカウンターでという狙いがあったのですが、1試合通して最後まで頑張ってくれたと思います」

●MF駒野友一　
「後半攻められることが多かったですが、そこで失点されなかったことがチームがいい状態だと思います。
　中盤で1人少ない状態で後手後手で行ってしまうと、エスパルスのパス回しに数的優位でまわされてしまうので、しっかりと後ろを固めてカウンターを狙っていたが、上手くいかなかった。
　勝っていることがチームに勢いがでてくるし、試合自体もいい試合ができていると思うのでしっかり勝ちにつなげる試合にしていい順位で進めていきたい」