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U-19代表、アヤックス戦レポート

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[U-19日本代表 2-0 アヤックス]
[得点]大山2

 U-19日本代表は10日、オランダ・フローニンゲンで開幕した第23回フローニンゲン国際ユース大会2008に参加。初日3戦目のアヤックス戦に2-0で勝利し、3連勝を果たしてグループリーグ首位通過を決めた。この試合の出場メンバーは以下の通り。

▽GK
松本拓也(順天堂大)
▽DF
佐藤将也(名古屋)
山村和也(流経大)
浦田延尚(横浜FM)
村松大輔(Honda FC)
 26分→金井貢史(横浜FM)
▽MF
中田健太郎(横浜FC)
中里崇宏(流経大)
吉野峻光(国士舘大)
村瀬勇太(流経大)
▽FW
大前元紀(清水)
大山恭平(福岡)
 26分→林容平(中央大)

 2戦2勝同士(アヤックスはレバークーゼンに2-1、フローニンゲンに4-0で勝利)の対戦となり、両者これまでの先発選手を数人温存して試合スタート。日本は現在、流通経済大でともにプレーするDF山村、MF中里、村瀬の3人がそろって先発。FW大前は流経大柏高で山里、村瀬とチームメイト(山村は国見高出身)。
 日本はサイドの中田、村瀬によくボールが収まり、強豪アヤックスに対して互角以上の展開を見せる。13分には左サイドを佐藤が持ち上がり、センタリングを受けた大前がクリーンシュート。このシュートはブロックされるが、こぼれ球を大山がボレーで決めて日本が先制する。続けざまの15分、今度は右サイドからのスローインを村瀬が大前に渡し、大前が前線の大山にスルーパス。大山、このボールをまたも決めて2-0。

 アヤックスは後半になると温存していた中心選手ふたり(10番、8番)を投入して得点をうかがうが、とくに日本守備陣は1対1の局面でよく我慢して完全に突破を許さない。相手10番のピッチを大きく使う展開にも何とかついて行き、ゴールは割らせず後半も終了。2-0のままで勝利し、3戦全勝で大会1日目を終了した。

以下は試合後の牧内監督のコメント。
「2戦目の1-0の勝利がすべて。ラッキーな場面も多くあった
けれど、全員がよく我慢して崩れなかったのが大きい。勝負をしながら、よりレベルの高い相手と対戦することがここで経験したいこと。25分ハーフと言う短時間決戦で集中力を高めること、ハイプレッシャーの中で試合のスタートの入り方を個人、個人がシュミレーションできるように訓練したい。
また、ビルドアップできない場面でも、勝負をかけた戦いでは縦への突破で1点を取ることも大切である。そういう意味で(永井の縦へのドリブルから生まれた)2戦目の林の得点はいい取り方だった。
(今秋に行われるAFC U-19選手権2008)最終予選には呼びたくても、呼べない選手が出てくると思う。誰が入ってもアベレージを保って戦えるチームにしていかなければならないだろう。

 3連勝の日本は12日、まずはグループリーグDでクラブブルッヘ(ベルギー)に2-1、FCフォレンダム(オランダ)に3-1で勝利し、シャフタル・ドネツク(ウクライナ)に1-2で敗れているフィテッセ(オランダ)と試合を行う。

<写真説明>この試合で2得点を決めた大山

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