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U-19代表、アヤックス・ケープタウン戦レポート

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[U-19日本代表 2-1 アヤックス・ケープタウン]

 U-19日本代表は12日、オランダ・フローニンゲンで開幕した第23回フローニンゲン国際ユース大会2008大会第2日目の7,8位決定戦アヤックス・ケープタウン戦を行った。先発メンバーは以下の通り。

GK権田修一(F東京)
DF佐藤将也(名古屋)、山村和也(流通経済大)、浦田延尚(横浜FM)、村松大輔(Honda FC)
MF水沼宏太(横浜FM)、中里崇宏(流通経済大)、岡本知剛(広島ユース)、吉野峻光(国士舘大)
FW押谷祐樹(磐田)、大山恭平(福岡)

 これまで右SBでの起用が多かった岡本をU-17W杯時代でもなじみのある中盤に上げて攻撃に参加させる形をとる牧内辰也監督。しかし左サイドに入った吉野のところでリズムが崩れる。アヤックス・ケープタウンははアフリカ特有の個人技を生かしたキープ力はあるが、攻撃に「すごみ」があるわけではなく、日本のDFラインは楽にボールをさばけていた。しかしゴール前のシーンを増やすことができない。後半6分、大山に代えて林容平(中央大)を投入。その後11分、ようやく3試合目にしてこの日の初ゴールが生まれる。DF浦田の縦パスを中途で水沼が触り、浮いたボールを中里が豪快にボレーで決める。中里の同代表初ゴールで1-0。
この1点で若干気落ちした相手に日本は14分、オフサイド崩れから林、押谷と繋いで2点目。押谷、今大会初ゴール。得点後に水沼を青木拓矢(大宮)に、中里を中田健太郎(横浜FC)に代える。16分に失点するも、なんとか2-1で終了。3連続ドローは逃れ、7位を確定させた。

以下は大会総括のGK権田、監督コメント。

GK権田
「“球際の勝負”で負けていては絶対に勝てない。結果的に2試合もPK戦を経験できた。どんなメンバーでも結果を残す戦いをすると言う意識が芽生えた」

牧内監督
「メンバーはその時呼べる選手がベスト。短時間決選ゆえに試合の入り方、終わり方のいい練習になった。また、現戦力でいかに戦うか?そこのところをポジテイブに考えることが大切。
 今日は第1戦の入り方で気持ちを前面に出せなかった。逆に気持ちが出せた後半は冷静な判断ができなかった。それは個々のポテンシャルの問題でもあるが、そこをどれだけ底上げしていけるか?が今後の戦いだと思う。来ていない人のことは言えないが、その辺の判断力はいかんともしがたい。個人の勝負で上回っている選手も少なかったし、新加入の選手の“できること”“できないこと”も判
断できた。その点で収穫のある遠征であった」

 日本は7位に終わったが、ベストGK賞に権田。特別賞に日本U-19が選ばれました。
 なお、大会はフィテッセに2-1で勝利したベンフィカが優勝している。

<写真説明>最後の試合で大会初ゴールを決めたFW押谷

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