beacon

川崎Fは黒津の2発で競り勝つ(京都vs川崎F 試合記録&コメント)

このエントリーをはてなブックマークに追加
【第20節】(西京極)
京都1-2(前半0-1)川崎F

<得点者>
[京]フェルナンジーニョ(71分)
[川]黒津勝2(44分、47分)

<警告>
[京]角田誠(24分)、フェルナンジーニョ(81分)
[川]黒津勝(17分)

<出場メンバー>
[京都サンガF.C.]
GK
水谷雄一
DF
角田誠
→中村太亮(59分)
大久保裕樹
→中谷勇介(56分)
増嶋竜也
手島和希
MF
渡邉大剛
佐藤勇人
シジクレイ
安藤淳
→アタリバ (89分)
FW
フェルナンジーニョ
柳沢敦

[川崎フロンターレ]
GK
川島永嗣
DF
村上和弘
井川祐輔
伊藤宏樹
MF
菊地光将
中村憲剛
山岸智
ヴィトール・ジュニオール
→田坂祐介(76分)
FW
黒津勝
→久木野聡(71分)
鄭大世
→我那覇和樹(68分)
ジュニーニョ

以下、京都、川崎F公式サイトより監督、選手コメント

<京都>
●加藤久監督
「今日の試合に関しては、キーパーからの1発のボールで失点してしまいました。最終ラインの選手の準備が足りなかった。勝負事では、こういう風な取られ方をすれば、勝てるチンスはなくなってくると思います。こういう形で相手にリードされ、それをひっくり返すのはなかなか難しい。そういう意味では、キーパーやディフェンスラインも含めて、用心深さが不足していた。そこは、大いに反省しなきゃいけない。
 今日はフロンターレも両サイドを簡単には割らせてくれなかったですし、フェルナンジーニョに対するマークも、今までいろんなチームと対戦しましたが、今日が一番きつかった。それと柳沢のところはかなりきつく(マークに)きていましたので、余裕をもった形でフェルナンジーニョがパスで終わるとか、なかなかいい形をつくれなかった。向こうの守備力が我々を上回ったのだと思います。フェルナンジーニョに関しては、フリーキックで得点しましたが、ああいうプレーの精度にはこれからも大いに期待したいです」

●MF佐藤勇人
「前半キックオフしてからすぐに雨が降ってきて、なかなか最初はゲームが落ち着きませんでしたけど、シュートシーンまではもっていけていたと思います。でも最後のところのツメが甘いですね。何より前半最後の失点というのは痛かった。ゴールキックからの1本で入るということはそうないので、プロとしてはやってはいけない失点だったと思いますし、時間帯も前半の終わりというところで良くない時間帯だったと思います。
 前半、自分がケンゴ(中村選手)を見るということだったので徹底してマークしようと思っていましたし、後半もそこを見たかったというところもあったのですが、メンバーが交代してシステムも変わってしまって相手にスペースを与えすぎたかなと思います。特に後半は相手がやりたいサッカーをされてしまったかなと思います」

<川崎F>
●高畠勉監督
「システム的に4バックの形にして、相手の4バックに対して3トップで対応していくという形を取らせました。前半、ディフェンス面では非常に機能したのですが、オフェンス面でイージーなミスが出ていました。セカンドボールから得点できて、前半を折り返すことが出来たのですが、後半はオフェンス面でのミスを少なくしていこうということで送り出していきました。
 結果的に追加点をとれて良かったのですが、失点してしまいましたが、3点目が今後の課題かなと思います。4バックに関しては、スタートからのトライだったのですが、90分まあまあの評価が出来るのではないかなと思います」

─黒津選手を先発で起用した理由と評価は?
「先発に起用した理由は点を取りに行く時のオプションとして、彼を右サイドで使った時に非常に機能していたので、90分最初からのスタートで使いました。評価としてはディフェンス面では良かったです。オフェンス面で前半のうちはボールのもらい方の部分で機能していないところがありましたが、時間の経過と共に彼の本来の良さが出て、2得点という結果を出してくれたので評価しています」

●FW黒津勝
「京都はホームで負けていたし、とにかく勝ちたかった。個人的にもリーグ戦で点が欲しかったので嬉しい。まずホームで負けていたので借りを返す。そしてチームに貢献することを考えていた。結果がついてきてくれた。
 サイドに入るとワイドに出ることができる。3トップだと収まるところが3つなので、中盤の選手もパスを出しやすいと思う。いまのFWは攻撃だけやっている時代じゃないので、守備のことも頭に入れながらプレーした。
 1点目はテセが流してくれれば何かが起こると信じて走った。2点目はカウンターがばっちりはまった。テセがしっかりパスを出してくれたので、あとはボールに集中して枠に打つだけだった。
 先発は試合の流れを読みやすい。チームメイトと声をかけ合いながらプレーした。ゴールを狙っていたし、気持ちも入っていた。ずっとベンチから見ていていつも前半が良くなかったので、自分が先発のときは楽な展開にしたかった。欲をいえばあと1点欲しかった。個人的にはまだまだこれから。今日のような結果を2、3試合続けることができれば認められると思う。いつかチャンスがくると腐らずにやってきた結果。運にも恵まれた」

TOP