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ACL合同会見、3監督会見要旨

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 17日に開幕するAFCチャンピオンズリーグ(ACL)2008ノックアウトステージの出場日本チーム合同記者会見が8日、都内で行われ、鹿島アントラーズのオズワルド・オリヴェイラ監督、ガンバ大阪の西野朗監督、浦和レッズのゲルト・エンゲルス監督が出席した。
以下、会見要旨

オズワルド・オリヴェイラ監督(鹿島)
「Jリーグを代表するビッグクラブの監督としてこの場にいられて光栄です。日本のクラブを代表して臨むのは重要な意味を持つ。これだけ日本のクラブが(ノックアウトステージに)残ったことは日本のサッカーの質を表わしていると思う。決勝で日本のクラブと対戦することをイメージしているし、それが高いモチベーションになっている。強豪クラブがそろっていて、現代サッカーを実践している多くのクラブがいるが、決勝の舞台に立てるイメージを持って、高いモチベーションで取り組んでいきたい」

―ACL制覇のためのキーマンは?
「今後の対戦を踏まえて、相手の情報を与えないという意味でも名前は挙げたくない。チームはひとり、ふたりに支えられるわけではない。鹿島にはそういう役割の選手がいるが、彼らが余計なプレッシャーを感じず、全員が意思統一して、高い意識を持って戦ってほしい。チーム全員と力を合わせて戦っていきたい」

西野朗監督(G大阪)
「きのうのショッキングなゲームのあとで、もう少し大阪でリカバーしてから会見に臨みたかった。前向きというか、決勝トーナメントに向けて冷静に整理できていない状況。それでもゲームは続くし、いい準備をしてゲームに臨みたいが、現状は決していい状態ではない。
 これまでグループリーグを突破できず、アジアの壁というか、力の差を感じていた。決勝トーナメントに参戦することを目標に設定していた。厳しいグループに入って、とにかくそこを突破したいと目標にして参戦した。タフなゲームをして、アウェーで3勝できて自信を得られた。9月に国内でチーム力を上げれば、新しいステージでもいい戦いができると思っていたが、チーム力がなかなか上がってこない。決していい状態ではないし、その中でシリアという過酷なアウェー戦になる。グループリーグを勝ち抜いた力を思い出させて、チーム力を整備して、来週入っていきたい。
 準決勝で浦和と対戦できる可能性があるということで、目標設定をひとつ上げたいが、現状はいい状態ではないので、整備して、せっかくチャレンジできる場なので、いい戦いができるように持っていきたい」

―ACL制覇のためのキーマンは?
「ACLに限らず、各ゲームのキープレイヤーはキャプテン(DF山口智)以下、経験ある選手になると思う。中東のチームとの対戦を経験している選手がそういうことになる。きのう中東から帰ってきた遠藤が全体のコントロールをしてくれれば、強いものが出てくると思うし、経験のある選手がキーマンになると思う」

ゲルト・エンゲルス監督(浦和)
「鹿島、ガンバ、レッズと3つのチームが決勝トーナメントに参加できるのは日本のサッカーにとっていいこと。「(ノックアウトステージに残った)8チームのうち3チームが日本のチーム。トロフィーが日本に来る可能性は高いと思う。もちろんレッズがそこに残りたいし、ディフェンディングチャンピオンとして、今年もタイトルを獲りたい」

―ACL制覇のためのキーマンは?
「それは始まるまで分からないし、決めたくない。うちには代表選手、リーダーがいるが、チームをひとつにして大会を戦いたい」

(取材・文 西山紘平)

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