beacon

[AFC U-19選手権]U-19日本5発!快勝発進!

このエントリーをはてなブックマークに追加

[10.31 AFC U-19選手権グループリーグ第1戦 U-19日本代表 5-0 U-19イエメン代表 サウジアラビア]

 09年のU-20W杯(エジプト)の出場権を懸けたAFC U-19選手権サウジアラビア2008が開幕。U-19日本代表はMF水沼宏太(横浜FM)の2得点などU-19イエメン代表に5-0で快勝し、好スタートを切った。
 
 8大会連続のU-20W杯出場を狙う日本は4-4-2の布陣。GKは権田修一(F東京)で4バックは右から岡本知剛(広島)、村松大輔(Honda FC)、金井貢史(横浜FM)、鎌田翔雅(湘南)。中盤中央が山本康裕(磐田)と青木拓矢(大宮)で右MFが水沼、左MFが鈴木惇(福岡)。2トップには柿谷曜一朗(C大阪)と宮澤裕樹(札幌)が入った。昨年のU-17W杯日本代表組は岡本、金井、水沼、柿谷の4人。注目された日本代表MF香川真司は体調不良のために先発から外れた。

 前半立ち上がり、積極的に相手ゴールへ迫ったのは前回準優勝の日本ではなく、イエメンの方だった。足下の技術に優れたアタッカー達が、日本のプレッシャーを落ち着いてかわし、スピードのある攻撃を展開していく。ややリズムを崩していた日本だったが、10分に山本が強烈な左足ミドルで相手ゴールを襲うと12分だ。宮澤がPA内に送った絶妙なスルーパスに反応した水沼が、飛び出したGKを鼻先でかわす鮮やかなチップキック。このループシュートがゴールネットを揺らし、日本が大きな先制点を奪った。

 その後FWアマル・モハメドらイエメンのスピード溢れる2トップのDF裏を狙った攻撃にゴールを脅かされた日本。23分にはゴール前での接触プレーで腰部を負傷した柿谷が負傷退場するというアクシデントにも見舞われてしまう。連動した守備からボールを奪うことができず。攻撃面でも流れの中からチャンスを作れない時間が続いた。だが32分、柿谷と代わってピッチに入っていたFW永井謙佑(福岡大)が宮澤とのワンツーから右足でゴールを破り、2-0とリードを広げる。この後快足FW永井が相手DFにプレッシャーをかけるなど優勢に試合を進めた日本は、35分には水沼からの折り返しを永井がスルーし、青木が決定的な左足シュート。鎌田の思い切ったミドルシュートなどどん欲に相手ゴールへ迫っていった。
 
 この勢いは後半、さらに加速した。まずは6分、相手DFにプレッシャーをかけた永井が敵陣でボールを奪い、左サイドを抜け出す。中央へのラストパスに走り込んだ山本が冷静に右足で流し込み3-0とした。さらに8分には右クロスをPAの青木が体を張って落とすと、鋭く反応した水沼が右足ボレーをゴール左隅へ突き刺し4-0。そして10分には鈴木が利き足とは逆の右足ミドルをゴール左隅へたたき込み、リードを5点とした。
 立ち上がりの勢いを完全に失ったイエメンに対し、日本は両サイドからの攻撃に加えて、1、2点目を奪ったPA付近からのワンツーで決定機を量産していく。18分には河野広貴(東京V)、30分には浦和ユースの原口元気と得点力の高いアタッカーをつぎ込み、大量得点を目指していった。後半ロスタイムの河野の決定的なシュートがGKに阻まれるなど6点目を奪うことはできなかったが、U-20W杯出場権獲得へ幸先良く勝ち点3を獲得した。

<写真説明>大事な初戦、12分に先制点を決めた水沼を、アシストした宮澤(右)らが祝福する

最新NEWS
水沼、柿谷、山本、永井
青木、岡本、権田、村松、原口

(文 吉田太郎)

TOP