[11.4 AFC U-19選手権 U-19日本代表 1-1 U-19サウジアラビア代表 サウジアラビア]
　
　U-19日本代表は4日、09年U-20W杯(エジプト)の出場権を懸けたAFC U-19選手権サウジアラビア2008グループリーグ最終戦で開催国のU-19サウジアラビア代表と対戦。後半12分に先制されたが、同20分にMF水沼宏太(横浜FM)が同点ゴールを決め、1-1で引き分けた。2勝1分の日本はグループA首位が決定した。以下は試合後の選手コメント。

●香川真司(セレッソ大阪)
「今日は、前半は相手の前からのプレスに後手に回ったのですが、守備のほうは(これまでの試合で)出ていない選手が出ましたけど、いい形で組織的に守れた。それが後半につながって、スペースが開く中で、いい攻撃が出来ました。次に繋がる引き分けでした。勝つことは出来なかったけど、予選リーグ1位で終われたのは、いいことだと思います。でも次が一番大事なゲームとなるので、僕は(帰国するために)出られませんが、勝ってくれることを日本から願っています」

―このチームで残した課題は?
「どうしても守備に回る時間が長かったし、もう1つ、2つラインを高く上げて、前掛かりにもっと攻撃的に厚みをもったサッカーが出来るようにならないといけない。身体能力やフィジカル的に厳しい部分もありましたが、それを補う運動量を増やさないといけないし、連動したサッカーをもっとしないといけないですね」

―大事な試合に出られない心境はいかがですか?
「やっぱり次の試合に出たい気持ちは強いですし、一番大事なゲームなので……。でも、もうチームが決めたことだし、もう帰らないといけないので、しっかり日本から応援して、チームの仲間を信じたいですね」

●下田光平(FC東京)
「サウジアラビアが前半、前からプレスを掛けてきて、(前に)蹴るようなサッカーになってしまった。自分にとって初戦ということで、緊張はありました。ただ、チャンスなので、チームのために全力でプレーしようと思いました。いい経験になりました」

―今日は(ボランチを組んだ)香川選手との連携もうまくいっていたように思ったのですが。
「真司君のほうが攻めにいったほうがいいと思い、真司君を前に行かせて、僕は後ろで守って方がいいと、試合前に真司君と話し合っていました。自分は守備的な選手なので、そこは意識しました。ただ、もっと前に行ってもよかったのかなと思います」

―その香川選手がこの試合を最後にチームを離れてしまいます。
「真司君は経験ある選手なので、いた方がいいに決まっていますが、仕方がありません。真司君の分までも僕らが頑張らないといけないですね」

●村松大輔(HONDA FC)
「大分スピードに慣れてきた感はあります。裏に抜ける選手を捕まえることもよくなってきていると思います。(グループリーグでは)イラン戦は19番(ムウサビ)が怖かったですね。どこでボールを奪いに行くかをもっとはっきりさせないといけない。今日はメンバーが変わりましたが、はっきり出来ていなかったので、そこははっきりして守備は完璧にしたいですね」

(取材・文　安藤隆人)