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[FCWC]アデレード・Uvsワイタケレ・U 試合後の会見要旨

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[12.11 FCWC アデレード・U2-1ワイタケレ・U 国立]

 FIFAクラブワールドカップが11日開幕し、東京・国立競技場ではアデレード・ユナイテッド(開催国枠・アジア2位/オーストラリア)とワイタケレ・ユナイテッド(オセアニア代表/ニュージーランド)が対戦。試合は、大会初出場のアデレードが2-1でワイタケレに勝利。アデレードは14日、豊田スタジアムでガンバ大阪と準々決勝を戦うこととなった。
 以下、試合後の会見要旨。

<アデレード・ユナイテッド>
●アウレリオ・ビドマー監督
「難しい試合でした。しかしDFが上手く機能して最後は勝つことができた。シュートを沢山打つように努力し、同点にし最後は逆転できた。同点弾を決めたマレンはまだ若い選手です。今日のワイタケレも素晴らしいチームでしたが、2点決められたのは収穫です」
―準々決勝は、ガンバ大阪と3度目の対戦ですね?
「ガンバ戦は、ACL過去2回の対戦とはまた違う展開になる。平均点以上の試合をしないと勝てないだろう」
―ガンバ戦に向けて何が必要か?
「得点を決めることです。我々はACL通算で0-5で負けているので点を入れないと始まらない。次は近代的なサッカーができる。我々は最高のレベルで彼らに挑みたい。恐れることなく前に向かって挑み続けたい。ガンバ戦では攻めて守って、両方で勝りたい。言うのは簡単。でもガンバ相手にそれをやるのは困難。ガンバは攻めるとき攻めて、守るときにしっかり守れますので」
―本日はDFカッシオ、DFオグネノブスキ、MFディエゴが怪我していたが、ガンバ戦には間に合うのか?
「昨日からトレーニングしているし間に合うだろう。
3選手の代わりに使った選手たちは非常に良い働きをしてくれた。次のガンバ戦に向けて、次の事を考えたい」
―この試合の総括を?
「この試合は大変重要な試合だった。ワイタケレは昨年に続いての出場。昨年の経験を活かしてくるのは当然だ。私も07、08年でのACLで大きな事を学んだ。どのように試合をするべきかわかってくる。だから2年連続で出てきたワイタケレは尊敬に値する。しかし残念ながら勝てなかった、それだけだと思う」

●MFトラビス・ドッド
「厳しい試合でした。前半は我慢強くいき、ようやくギアが入ったところで後半一気に攻めることができたと思う。本当に勝てて良かった」
―ガンバ大阪とのACL2戦で何を学んだか?
「まずスペースを与えないこと。ガンバは技も走力もあり非常に優れたチームです。だからスペースを与えてはいけない。それが2試合を通じて学んだ事です。2試合やって分かったが、ガンバには勝つことができる」


<ワイタケレ・ユナイテッド>
●クリス・ミリシッチ監督
「運がなかった。キック、戦術、自分たちのやりたいサッカーは出来たと思う。相手はプロで素晴らしいチームだった。ワイタケレのDFはとても良かった。色んな所からボールを入れる練習をこの1年間やってきた中で、選手たちは非常によくやってくれた。準々決勝に進むためにも、あと1年ください。技術的にもっといろいろな面で詰めていかないといけない。もっと攻めて、そして確実なプレーでチャンスを掴んでいかないと、やはり勝てない。最後に、ワイタケレとしてオセアニア代表として、日本のファンの方々に感謝をしたい。また、2年連続で出られるチームが少ない中で、こうして出られたことを非常に嬉しく思います」

●DFニール・エンブレン
「後半1-2になってからも同点を狙い勝ちたかった。多くのチャンスもあった。DFダニー・ヘイが怪我で出られなかったのは非常に残念、ガッカリでした。怪我をしたダニーのためにも、キャプテンとしてチームを引っ張り勝ちたかった」

<写真>2年連続で開幕戦で姿を消すことになったワイタケレのミリシッチ監督
(取材・文 山口雄人)

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