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LDUキトvsマンチェスターU 試合後のマンU選手コメント

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[12.21 クラブW杯(FCWC)決勝 LDUキト0-1マンチェスターU 横浜]

 FIFAクラブW杯は21日、横浜国際総合競技場で決勝を行い、南米代表のLDUキト(エクアドル)と欧州代表のマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)が対戦。マンチェスター・Uは後半4分に退場者を出したが、後半28分にFWウェイン・ルーニーが値千金の決勝ゴールを決め、前身のトヨタ杯時代の99年大会以来、9年ぶり2回目となる世界一のタイトルを手にした。
以下、試合後のマンUの選手コメント

●FWウェイン・ルーニー
「ゴールを決められてうれしい。世界一はグレートフィーリングだ。またこの大会に戻ってきたい。これまでの努力が報われて、最高の気分だ。来年もまた世界チャンピオンになれるように頑張りたい」
―得点王にもなったが?
「とてもうれしい。難しい試合だったけど、勝って帰るのと負けて帰るのでは全然違う。自信を持って帰れば、また勝ち続けることができる」
―スタジアムの雰囲気は?
「イングランドで試合をしていれば、毎試合同じ観客で同じ応援。雰囲気はいつもと違ったけど、今日の雰囲気もよかった」
―代表でも世界一になりたい?
「もちろん。イングランドを愛しているし、イングランド代表でもこういう結果を出したい。監督が正しい方向に導いてくれているので、チームが一丸となって監督の期待に応えたいと思って努力している」
―ミュンヘンの悲劇から50年目の今年にタイトルを獲った意味は?
「今年はいろんなトロフィーを獲っているし、世界一になれてうれしい。チームにとっても貴重なことだと思う」

●FWクリスティアーノ・ロナウド
(試合後、ドーピング検査のため他の選手よりも遅れてミックスゾーンに姿を見せ、足早に去った)
「勝って優勝することができてうれしい。メリークリスマス&ハッピーニューイヤー。10人でプレーする中でチームとしてよく頑張ったと思う」

●MFパク・チソン
「前半はゲームをコントロールして、惜しいチャンスもあったけど、そこで決められなかった。後半に退場者が出て難しくなったけど、うまく1点取って勝つことができた」
―退場の影響は?
「プレッシャーになったけど、前半からみんな自信を持って、勝てると思って攻撃していたし、10人になっても自信を持ってやったことが、こういう結果につながった」
―久々の日本での試合は?
「向こうのピッチでやっていて、こっちに来たらもう1回慣れないといけない。水もまかないし、そういう違いはあった」
―途中で左サイドに回る場面もあったが?
「試合の中でそういうのは何回もある」
―アジア人として初の世界一だが?
「それは知らなかった。優勝したのは気持ちいいし、世界一のクラブでプレーしているというのは自信になるし、誇りに思う」

●DFリオ・ファーディナンド
―このタイトルの意味は?
「イングランドでは評価が高くないかもしれないが、個人的には満足しているし、うれしい。もし負けていたら今後に大きな影響があっただろう。勝つことができて、フィジカルにもメンタルにも逆に良い影響を与えると思う。日本の人たちがいろんなサポートをしてくれて、日本での滞在を楽にしてくれた。緊張やフラストレーションがあったが、勝つことでそれも和らいだ。チームがまとまっていないところがあったが、この勝利で数年前のように文字通りユナイテッド、団結できる。先に進むためには必要な勝利だった。50年後に今日のことを振り返れば、素晴らしいことを達成したと思うだろう。サッカー選手であれば、どんなチャンピオンでも歴史に残りたいと思うし、正しい道を進んでいることの証明になる」

●GKエドウィン・ファン・デル・サール
「前半はゲームをコントロール出来ていたし、後半はペースが落ちたが、またその後でペースを取り戻せた。ポゼッションをゲーム全体でできた」
―GKとして今日の試合はどうだった?
「楽なゲームではなかった。睡眠不足もあって、万全でない部分もあったかもしれない」
―その年齢でこれだけのプレーができる秘訣は?
「常に練習で鍛えているし、ちゃんと眠ることさえできればまだまだできるよ。キャリアの後半に入って、こういうタイトルを得られてうれしい。一番になるのは何だってうれしいし、誇りに思う」
―退場の影響は?
「状況はよく分からなかったけど、(レッドカードが)出てしまったものはしようがない」
―今大会全体を振り返って?
「1週間ぐらい日本に来ているわけで、それだけ犠牲を払っているからこそ勝ちたかった。シーズン中にここまで来るのは大変だった。でもチャンピオンになれて楽になったし、残りのシーズンにもポジティブな影響を与えると思う」
―強烈なミドルシュートも受けたが?
「映像を見て研究していたので、ああ来るのは分かっていた」

(取材・文 西山紘平)

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