LDUキトvsマンチェスターU 試合後の監督会見要旨
[12.21 クラブW杯(FCWC)決勝 LDUキト0-1マンU 横浜]
FIFAクラブW杯は21日横浜国際総合競技場で決勝を行い、欧州代表のマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)がFWウェイン・ルーニーの値千金の決勝ゴールで南米代表のLDUキト(エクアドル)を下し、9年ぶり2回目の世界王者に輝いた。
以下、試合後の監督会見要旨。
[LDUキト]
●エドガルド・バウサ監督
―準優勝という結果を受けて?
「結果は残念だが、チームには誇りを感じている。ここまでよく戦ってくれた。もちろん優勝を目指していた分、ガッカリでロッカールームでもみんな落ちていた。しかし、このチームでここまで来れたのは誇りだ」
―試合を振り返って?
「前半20分くらいまで、マンチェスター・Uの戦い方に慣れるのに時間がかかった。前半の15分までは正直、相手のボールを止めるので選手たちは目一杯だった。マンUは素晴らしいボール捌きだったので、注意深く臨んだが相手のプレーの前にこちらは思うようにプレーできなかった。しかし、ボラーニョスやビエレルも前半集中力が高く、ドローでもおかしくない頑張りだった。そして、(後半一発退場で)相手の選手数が10人に減ったにも関わらず、上手くそこを突けなかった。マンUはスピードがあり、全てが正確だった。うちのDFはみな良い仕事をしていた。ライバルを抑えるために良い守備を張ってくれた」
―MFマンソの動きは素晴らしかったですね?
「マンソは1年前にチームに合流した。リベルタドーレス杯でも活躍してくれ、その能力を存分に発揮してくれた。今後、間違いなくチームの中心となるべき選手だ」
―最後はもっとリスクを冒してでも攻めを強めるべきだったのでは?
「攻めは心がけた。4バックを3バックにして攻撃にいった。最後15分はゴールを目指し続けた。しかし2-3のチャンスがある中で、それを活かせず終わってしまった」
―エクアドルの代表として達成感は?
「複雑ではあるが満足感は感じている。このチームの一員としてやれたのは嬉しいし、エクアドルを、南米を代表してこの大会に出られたのもキャリアの上で自信になった。この経験は心に残る。大会前、キトは力不足と言われたがここまでマンUを苦しめた。ただ、もう少しマンUを追い詰めたかった。とにかくマンUのような大きなクラブと戦えたのは、良い経験です」
―これでチームを離れるようですが、今の気持ちは?
「これまでこのプレシーズンの時期は、来季のチームのことで頭が一杯だった。今年はクリスマスを、今まで共に過ごせなかった家族とともに存分に楽しみたい。そして支えてくれたファンにも感謝したい。チームが良くない時にも忍耐をもって接してくれ温かかった。このチームで2年半活動したのは誇りです」
[マンチェスター・ユナイテッド]
●アレックス・ファーガソン監督
―試合を振り返って?
「後半から10人で戦って勝てたのは、チームワームが良い結果だ。今日は素晴らしい大会となった。欧州を制して、南米チームにも勝てた。本当に良かった。決勝に出たならば、当然勝つ試合運びをしなければならなかった。南米の考え方は欧州と違うし、南米は守備がかたい。そこは気をつける点ではあった」
―ビディッチの退場について?
「抜けたあとは大変だった。急に10人になった事で、他の選手もかなり疲労があったと思う。それでも試合に勝とうとやり通せた。彼らのパフォーマンスには満足している」
―ルーニーの活躍について?
「特に前半から素晴らしい動きを彼は見せた。右足で積極的に狙いに出ていたし、彼の能力を存分に出していた」
―長旅の疲れはあったか?
「長旅は仕方がないこと。GKファン・デル・サールと話したら、昨日はようやくグッスリと眠れたらしい。時差ぼけは個人の問題。今日は10人にも関わらず、みんな最後までよく戦ってくれた」
―G大阪戦で3失点して、何か修正した事は?
「特にないが、今日はDFネビルを外した。3日間で色々改善はできたと思う。G大阪に関しては、彼らのサッカーを称えるべきです。素晴らしいサッカーをしていたし、特に遠藤は良い選手。キトの中で遠藤ほど優れた選手はいませんでした」
―無得点の上に1人少ない試合を強いられたが?
「ルーニーやロナウドが何か特別な事をしてくれると思っていた。また、ロスタイムには何かが起こると思っていた。後半入れたMFフレッチャーは流れを変えられる選手。イマジネーションもエンターテインメント性も持っている優れた選手だ」
―この優勝はチームにとってどんな意味がある?
「国のシーズンを戦う上で、非常に良い弾みとなる。ストークシティとの試合も控えているし、この勝利はそれにむけた弾みとなる。そしてこれから戦う土台となるだろう」
―世界中のマンUファンにメッセージを?
「毎日のようにチームを応援してくれて感謝している。日本のファンもあたたかく迎えてくれた。そして、イングランドから遥々駆けつけてくれたファンもいて、非常に嬉しく思います」
(取材・文 山口雄人 )
FIFAクラブW杯は21日横浜国際総合競技場で決勝を行い、欧州代表のマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)がFWウェイン・ルーニーの値千金の決勝ゴールで南米代表のLDUキト(エクアドル)を下し、9年ぶり2回目の世界王者に輝いた。
以下、試合後の監督会見要旨。
[LDUキト]
●エドガルド・バウサ監督
―準優勝という結果を受けて?
「結果は残念だが、チームには誇りを感じている。ここまでよく戦ってくれた。もちろん優勝を目指していた分、ガッカリでロッカールームでもみんな落ちていた。しかし、このチームでここまで来れたのは誇りだ」
―試合を振り返って?
「前半20分くらいまで、マンチェスター・Uの戦い方に慣れるのに時間がかかった。前半の15分までは正直、相手のボールを止めるので選手たちは目一杯だった。マンUは素晴らしいボール捌きだったので、注意深く臨んだが相手のプレーの前にこちらは思うようにプレーできなかった。しかし、ボラーニョスやビエレルも前半集中力が高く、ドローでもおかしくない頑張りだった。そして、(後半一発退場で)相手の選手数が10人に減ったにも関わらず、上手くそこを突けなかった。マンUはスピードがあり、全てが正確だった。うちのDFはみな良い仕事をしていた。ライバルを抑えるために良い守備を張ってくれた」
―MFマンソの動きは素晴らしかったですね?
「マンソは1年前にチームに合流した。リベルタドーレス杯でも活躍してくれ、その能力を存分に発揮してくれた。今後、間違いなくチームの中心となるべき選手だ」
―最後はもっとリスクを冒してでも攻めを強めるべきだったのでは?
「攻めは心がけた。4バックを3バックにして攻撃にいった。最後15分はゴールを目指し続けた。しかし2-3のチャンスがある中で、それを活かせず終わってしまった」
―エクアドルの代表として達成感は?
「複雑ではあるが満足感は感じている。このチームの一員としてやれたのは嬉しいし、エクアドルを、南米を代表してこの大会に出られたのもキャリアの上で自信になった。この経験は心に残る。大会前、キトは力不足と言われたがここまでマンUを苦しめた。ただ、もう少しマンUを追い詰めたかった。とにかくマンUのような大きなクラブと戦えたのは、良い経験です」
―これでチームを離れるようですが、今の気持ちは?
「これまでこのプレシーズンの時期は、来季のチームのことで頭が一杯だった。今年はクリスマスを、今まで共に過ごせなかった家族とともに存分に楽しみたい。そして支えてくれたファンにも感謝したい。チームが良くない時にも忍耐をもって接してくれ温かかった。このチームで2年半活動したのは誇りです」
[マンチェスター・ユナイテッド]
●アレックス・ファーガソン監督
―試合を振り返って?
「後半から10人で戦って勝てたのは、チームワームが良い結果だ。今日は素晴らしい大会となった。欧州を制して、南米チームにも勝てた。本当に良かった。決勝に出たならば、当然勝つ試合運びをしなければならなかった。南米の考え方は欧州と違うし、南米は守備がかたい。そこは気をつける点ではあった」
―ビディッチの退場について?
「抜けたあとは大変だった。急に10人になった事で、他の選手もかなり疲労があったと思う。それでも試合に勝とうとやり通せた。彼らのパフォーマンスには満足している」
―ルーニーの活躍について?
「特に前半から素晴らしい動きを彼は見せた。右足で積極的に狙いに出ていたし、彼の能力を存分に出していた」
―長旅の疲れはあったか?
「長旅は仕方がないこと。GKファン・デル・サールと話したら、昨日はようやくグッスリと眠れたらしい。時差ぼけは個人の問題。今日は10人にも関わらず、みんな最後までよく戦ってくれた」
―G大阪戦で3失点して、何か修正した事は?
「特にないが、今日はDFネビルを外した。3日間で色々改善はできたと思う。G大阪に関しては、彼らのサッカーを称えるべきです。素晴らしいサッカーをしていたし、特に遠藤は良い選手。キトの中で遠藤ほど優れた選手はいませんでした」
―無得点の上に1人少ない試合を強いられたが?
「ルーニーやロナウドが何か特別な事をしてくれると思っていた。また、ロスタイムには何かが起こると思っていた。後半入れたMFフレッチャーは流れを変えられる選手。イマジネーションもエンターテインメント性も持っている優れた選手だ」
―この優勝はチームにとってどんな意味がある?
「国のシーズンを戦う上で、非常に良い弾みとなる。ストークシティとの試合も控えているし、この勝利はそれにむけた弾みとなる。そしてこれから戦う土台となるだろう」
―世界中のマンUファンにメッセージを?
「毎日のようにチームを応援してくれて感謝している。日本のファンもあたたかく迎えてくれた。そして、イングランドから遥々駆けつけてくれたファンもいて、非常に嬉しく思います」
(取材・文 山口雄人 )
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