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胸張る世界2位、キトGKセバージョス「誇りに思う」

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[12.21 クラブW杯(FCWC)決勝 LDUキト0-1マンチェスターU 横浜]

 試合後、ピッチに座り込んだLDUキト(南米代表/エクアドル)のGKホセ・セバージョスはゴールポストにもたれかかったまま、しばらく動けなかった。「とてもつらかったので、動けなかったんだ」。0-1。マンチェスター・Uの猛攻に耐え、後半4分からは数的優位に立った。勝てるチャンスはあった。しかし、やはりマンUの壁は厚かった。バウサ監督は今大会を最後に退任することが決まっていた。セバージョスは「監督はロッカールームで涙を流して僕らに別れを告げてくれた。その涙に応えることができなくて、残念な気持ちがさらに強まった」と悔やんだ。だが、エクアドルという小国の代表として世界2位に上り詰めたことは評価に値する。「エクアドルを代表してここまで来れたことを誇りに思う」。最後はそう言って胸を張っていた。

(取材・文 西山紘平)

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