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[選手権]前橋育英が2回戦の壁を突破、2戦連発の米田「優勝のチャンスある」(前橋育英vs武蔵工大二)

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[1.2 第87回全国高校サッカー選手権大会2回戦 前橋育英(群馬)3-0武蔵工大二(長野) 市原臨海]

 前橋育英(群馬)が2回戦の壁を打ち破った。武蔵工大二(長野)に3-0の快勝。2大会連続で2回戦敗退を喫していた“タイガー軍団”が01年度大会以来、7大会ぶりの3回戦進出を決めた。

 前半17分、FW西澤厚志(2年)の鮮やかなループシュートで先制すると、同29分にもMF佐藤穣(3年)の右クロスからMF中美慶哉(2年)が追加点。後半11分にはDF笛田祥平(3年)の左クロスにMF米田賢生主将(3年)が頭で叩き込み、試合を決定づけた。

 1回戦の京都橘(京都)戦に続く2戦連発となった米田は「いい形でワイドから上がっていったので、スペースをうまく見つけて走り込めた」と自画自賛。「1試合1試合、ゴールを狙っているので。しっかり取れてよかった」。ボランチながら積極的にゴール前に顔を出し、自らフィニッシュも決める米田の持ち味が生きた場面だった。

 3回戦の相手は市立船橋(千葉)を破った香川西(香川)に決まった。相手は優勝候補を倒して勢いに乗ってくるが、「特に意識しないで、自分たちのサッカーをやろうと思う」。市立船橋や野洲(滋賀)、帝京(東京A)など強豪校が相次ぎ姿を消す波乱含みの大会。米田は「どこにも優勝のチャンスがあると思っている」と力を込めた。

<写真>2戦連発のMF米田賢生(右)がチームメイトと抱き合って喜ぶ

(取材・文 西山紘平)

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