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迫力のテーブルサッカー

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[07.22 テーブルサッカー西東京大会]

 テーブルサッカー(※注1)西東京大会が東京都内で行われた。
 大会は21・22日の2日間開催され、21日にウーマンズシングルス、ルーキーダブルス、3プレーヤーズミックスの3種目が、22日にはウーマンズダブルス、プロアマダブルス、オープンダブルスの3種目が行われ(※種目については注2)、競技は7点先取のトーナメント方式で、それぞれ優勝を競い合った。参加人数は60名を超えた。

 テーブルサッカーの試合の様子は、自分が想像していたものとはまったく違っていた。
 シュートのたびに大きな音が鳴り響き、ルーズボールを取り合う際には激しく人形を動かし、その振動で台が揺れる。強烈なシュートやパスでボールがテーブルを囲う高さ約12cmの壁を飛び越え、外に飛び出ることもしばしばあった。まさに“迫力”を感じるものだった。
 そして大会の最終試合には、最もレベルが高いとされるオープンダブルスの決勝が行われ、大会を締めくくるのにふさわしい高い技術の応酬が見られた。競技を終えてリラックスムードだった参加者たちも一変し、その勝敗を固唾を飲んで見守る程だった。
 熱戦が繰り広げられた大会は深夜まで続き、各競技の表彰式を行い、幕を閉じた。
 
 進行役を務め、自らも大会に参加した日本テーブルサッカー協会会長の植野穣氏は「デジタル化が進む今の時代に電気を使わず、自分の手で操作し、勝った時の喜びを生で感じることができる」とテーブルサッカーの魅力について述べ、「もっとテーブルサッカーを広めていきたい。大会ではルーキーダブルスなど初心者でも参加できる種目もあるので、ぜひ経験のない人でもテーブルサッカーに触れて欲しい」と語った。

 テーブルサッカーについて詳しくは、日本テーブルサッカー協会のHP(PCから) http://www.jtsf.org/ で。テーブルサッカーで遊べる場所も掲載している。

 また、各種目の優勝者はゲキスタ写真館に掲載。

※注1 テーブルサッカーについて
フーズボールともいう。
縦140cm×横80cm位のテーブルの周りを高さ約12cmの壁で取り囲み、壁には人形の付いた棒が刺さっていて、その棒をプレーヤーが操作し、人形でボールを弾いて遊ぶ卓上サッカーゲーム。
アメリカやヨーロッパを中心に全世界で行われ、ITSF(国際テーブルサッカー連盟認定協会)で認定されている世界大会も行われている。

※注2 種目について
プレーヤーが年間の公式試合の勝敗で得たポイントの順位により、プロ、セミプロ、ルーキーに分けられる。
全体の上位10%がプロ、下位70%がルーキー、その間の20%がセミプロ。
・ウーマンズシングルス:女性1人対1人が争う
・ルーキーダブルス:ルーキー2人1組で争う
・3プレーヤーズミックス:女性1人、男性2人の3人で1組。試合中、女性は常に参加し、男子2名は入れ替わる。
・ウーマンズダブルス:女性2人1組で争う。
・プロアマダブルス:プロ同士、プロとセミプロのペアは参加できない。
・オープンダブルス:2人1組で、組み合わせに制限はない。

<写真説明>テーブルサッカーをプレーする大会参加者

(取材・文 武澤伸昭)

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