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[U-17W杯]イングランド-ドイツ戦評

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[09.02 U-17W杯準々決勝 イングランド1-4ドイツ 高陽]

田村修一の「視点」

 結果はドイツの完勝だった。

 前半は拮抗しており、試合は動かなかった。
 だが、ドイツはボールポゼッションが高く、チャンスも多く作り出していた。それに対し、イングランドの攻撃は淡白だった。

 後半5分、ドイツが先制点を決めると、試合はにわかに活性化する。中盤の組織力が高いドイツがすぐに加点し、2-0とした。このまま終わるかと思われたが、イングランドが反撃に出て1点を取り返す。点を取り返そうと前かがみになったイングランドだったが、それを上回る攻撃力でドイツがさらに2点を決め、ねじ伏せた。
 終わってみれば4-1とドイツの圧勝に終わった。

 ドイツは攻撃陣のタレントが揃っている。状況判断に優れ、パスや判断に無駄がなかった。それによりきれいな形で攻撃ができていた。
 ドイツの攻撃は組織立っており、1次リーグからこのトーナメントの短期間で確実に実力を伸ばしている。だが、今回1失点したようにストッパーなどの守備には少し不安が残る。
 今大会最大の攻撃力を誇るナイジェリアにどう対抗するかが見ものだ。

<写真説明>3点目を決めたドイツのドワダッド

(取材・フットボールアナリスト田村修一)

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