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[戦評][全日本ユース選手権]個人の差で決まった試合(広島皆実高vs名古屋U-18)

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[09.24 高円宮杯第18回全日本ユース(U-18)選手権大会準々決勝 広島皆実高 0-1 名古屋U-18 西が丘]
 
田村修一の「視点」 
 
 延長までもつれた拮抗した試合だった。名古屋U-18も広島皆実高もどちらも今大会2試合を完封しているチーム同士の熱戦。ひとりひとりのテクニックはどちらも高く、特に広島皆実高が組織プレー、名古屋U-18はU-18日本代表のDF中田健太郎やFW磯村亮太ら個人の突破が光っていた。
 ただ、両チームともにボールを持っていない選手の動きがほとんどなくて、レベルが高い内容の試合ではなかったことも確か。90分間で試合を決める差もつくり出せなかった。ゲームの内容的にもどちらがいいというわけでなく互角。その試合の勝敗を分けたポイントは個人で局面を打開する力だった。磯村の突破からPKを奪った名古屋U-18が、上回っていた個人の力で均衡した試合の勝利を引き寄せた。

(取材・フットボールアナリスト田村修一)

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