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広島はホームで浦項に敗れる…3連敗でグループリーグ突破へ崖っ縁

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[4.2 ACL第3節 広島0-1浦項 Eスタ]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は2日、グループリーグ第3節を行い、G組のサンフレッチェ広島はホームで浦項スティーラーズ(韓国)と対戦し、0-1で敗れた。ACLはこれで開幕から3連敗。グループリーグ突破へ、Jリーグ王者が崖っ縁に追い込まれた。

 開幕2連敗で迎えた3戦目。グループリーグ突破へ勝ち点3が至上命題の広島だったが、試合は思わぬアクシデントで幕を開けた。前半10分過ぎにMF青山敏弘が左膝の違和感を訴え、ピッチに倒れ込む。そのまま担架で運び出され、同13分、MF高萩洋次郎との交代を余儀なくされた。

 高萩はシャドーストライカーの位置に入り、MF野津田岳人がボランチに下がって対応したが、浦項はこの隙を見逃さない。直後の前半17分、MFコ・ムユルが左サイドからドリブルで仕掛けると、MFノ・ビョンジュンとワンツー。左サイドをえぐってゴール前に折り返し、FWペ・チョンソクが右足で流し込んだ。

 完全に広島のディフェンスを崩して浦項が先制。前半26分にはコ・ムユルの左クロスからペ・チョンソクが決定的なシュートを打ったが、ここはGK西川周作が鋭い反応で弾いた。チャンスらしいチャンスをつくれない広島はシュートまでも持ち込めない。前半ロスタイムには野津田がミドルシュートを狙うが、枠を捉え切れず、前半は1点ビハインドのまま折り返した。

 なかなか攻撃の糸口をつかめない広島は後半14分、MF石川大徳に代えてMFミキッチを投入。その1分後には右サイドを仕掛けたミキッチのクロスにMF石原直樹が頭で合わせたが、ゴール右に外れた。1点が遠い広島。同34分、MFパク・ヒョンジンに代わってMF山岸智がピッチに入った。

 後半42分、高萩の右足ミドルも大きくゴール上に外れる。ロスタイムには野津田、山岸が立て続けにシュートを狙うが、DFが体を張ってブロック。最後まで攻め手のないまま、0-1で敗れた。浦項は今大会初勝利。広島はホームで痛恨の敗戦を喫し、3連敗でグループリーグ突破は厳しい状況となった。


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