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シュート3本も無得点の浦和マルシオ「相手はシュート3本で3点取った」

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[4.3 ACL第3節 浦和1-3全北現代 埼玉]

 浦和レッズマルシオ・リシャルデスは、2日に行われたACLの全北現代戦で本来の中盤ではなく、1トップの位置に入ってプレーした。前半に相手の倍以上にあたる8本のシュートを放ちながらも、1点しか取れなかったことを急造FWは悔やんだ。

「前半は多くのチャンスがあったのですが、残念ながら決められなくて反省しています。相手は3本のシュートに対して、3点が取れたような形になって、そのことも残念です。今日の前半の要素を、これからの試合につなげていきたい。気を許してしまうと、こういう結果になるので、今後に備えたい」

 前半と後半では、まるで別のチームのようだった。そうなった要因について、マルシオは「一つの理由ではないと思います」と分析する。「前線で起点をつくれませんでしたし、ゴールの方向にボールを運ぶこともできませんでした。動き出しの部分でも、前半より落ちた感じがしましたし、前半の総合的な良さを完全に失ってしまいました。前半でできたからこそ、後半でも続けられたはずだと思いますし、90分を通してできるようにしていきたいです」と、1試合を通じた継続性が必要だと語った。

 全北現代のファビオ監督は「相手はMFが多かったので2トップに変えることで、DFの選手を増やすようにした」と話したが、マルシオは「相手の守備が変わったと感じることはありませんでした。(問題は)自分たちのプレーだったと思います。前半と同じような行動を起こすことが正解だったかなという感じがしています」と、相手が良くなったのではなく、自分たちに問題があったと強調する。

 前半、マルシオはMF原口元気とともに、チーム最多の3本のシュートを打っていた。その中にはクロスバーを直撃するFKもあったが「惜しかった。速さも良かったけど、入らなかったことがすべて。次は決めたい」と、悔しがる。「前半に素晴らしいチャンスが、いくつもあったと思います。サッカーではこういうことが起きるので。非常に残念ですが、反省して、今後に生かして、学んでいくしかありません」と、後半はシュートゼロに抑えられた試合を教訓にしていくと話した。
(取材・文 河合拓)
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