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新加入の柏DF亀川、決勝点演出で移籍後初アシスト!

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積極的な姿勢を見せた柏の左SB亀川諒史

[3.6 ACLグループリーグ第3節 柏1-0傑志 柏]

「傑志の試合を何試合か見て、サイドからのクロスに失点を重ねていた。こちらとしては、サイドバックをなるべく高い位置にもっていって、2トップという形で試合に臨んだ」。下平隆宏監督が試合後にゲームプランを明かしたように、右の今井智基と左の亀川諒史という柏レイソルの両サイドバックは、高いポジションをとって傑志を押し込んだ。2トップの一角に、高さのあるFWハモン・ロペスを置いたが、クロスは合わず、決定機を演出できずにいた。

「押し込んでいる展開だったんですけど、ゴール前まで行かず、得点もとれず、見ていて歯がゆいような前半でした」と指揮官が振り返った最初の45分を終えて後半に入っても、展開は変わらない。後半9分には、亀川が自らカットインし、右足のシュートを放ったが、ボールはゴールマウスから大きく外れてしまう。

 連戦による疲労を考慮して「できれば使いたくなかった」(下平監督)、FW伊東純也とFWクリスティアーノを投入すると流れが変わる。後半21分、左サイドでMF大谷秀和、クリスティアーノ、亀川とパスをつなぐと、亀川は余裕をもってルックアップ。「DFとGKの間に流し込めれば、入ってくるというのはわかっていた」。右足でクロスを供給すると、逆サイドの伊東が合わせてゴールネットを揺らした。

 今季、福岡から完全移籍で加入した亀川は、敵地でのACL・全北現代戦(●2-3)以来4試合ぶりの先発で期待に応えた。「僕自身スタメンで出たのが公式戦2試合目で、クロスのときは左であげるときもあるし、右で切り替えしたときは流れ込んできてほしいというは常に練習から話しているので、今日はそういったところがうまくいった」。狙っていた形での移籍後初アシストを記録した亀川は、「決めてくれる人がいるのでアシストがつく」と謙虚な姿勢をみせていた。

(取材・文 奥山典幸)

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