beacon

欲しかった3点目…小林悠「全員の戦い方を一致させないと」

このエントリーをはてなブックマークに追加

サポーターに挨拶するFW小林悠

[3.7 ACLグループリーグ第3節 川崎F2-2メルボルン・V 等々力]

 ACL3試合を終えて勝ち点1。公式会見に出席した川崎フロンターレ鬼木達監督はこの結果を受け、「自分たちが求めていたものとは大きく違う。特に今日はホームだったし、すごく残念な結果」と率直に話した。

 3点目を取りきれなかった。2-1に勝ち越したチームは息のあったコンビネーションから多くのチャンスをつくったが、ゴールは奪えず、後半アディショナルタイムに痛恨のPK献上。フル出場した主将FW小林悠は「PKを取られる前の段階で蹴り出しても良かったと思うし、全員の戦い方をもう少し一致させないと…。少しの隙で勝ち点を取りこぼす」と嘆いた。

「試合中に、最後に勝つことだけ考えよう、割り切ってやろうっていう話をしていたんですけどね」。主将としてチームに声掛けをしたが、今季初勝利を土壇場で取りこぼし、痛恨のドロー。相手守備を攻略していただけに、エースは「攻撃陣としては3点目を取りにいきたかった。2点じゃ足りない」と悔しさを隠さなかった。

 2-1からの戦い方について、鬼木監督は「最後の判断のところは求めていかないといけない。攻めきるのか、相手を戻して遅攻に切り替えるのか。そういうところはまだまだ成長できると思う」と言及。後味の悪い幕切れとなったが、10日にJリーグ第3節G大阪戦、13日にはアウェーでACL第4節メルボルン・Vが控えている。指揮官は「勇敢に向かっていく。3試合を通して、ACLの中でも成長はしている」と努めて前向きに話した。

(取材・文 佐藤亜希子)

●ACL2018特設ページ

TOP