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川崎Fが江坂スタメンの強敵・蔚山現代を撃破、ACL連勝でGL首位! 90分の拮抗打ち破ったのは橘田の右足一閃弾

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FWレアンドロ・ダミアン ※写真は過去のもの

[10.3 ACLグループI第2節 川崎F 1-0 蔚山現代 等々力]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は3日、東地区グループリーグの第2節を行った。I組では川崎フロンターレ蔚山現代(韓国)と対戦し、1-0で勝利。終了間際にMF橘田健人が決勝ゴールを決めた。第3節は敵地でパトゥム・ユナイテッド(タイ)と対戦する。

 第1節はジョホール(マレーシア)に1-0で勝利した川崎F。4-3-3の布陣を敷き、GKはチョン・ソンリョン、4バックは左からDF登里享平、DF山村和也、DF大南拓磨、DF山根視来。アンカーは橘田、左インサイドハーフはMF瀬古樹、右インサイドハーフはMF脇坂泰斗。前線3枚は左からFWマルシーニョ、FWレアンドロ・ダミアン、MF瀬川祐輔となった。[両スタメン&布陣]

 蔚山現代は川崎Fと同じく初戦で勝利。今節はMF江坂任、DFキム・ヨングォンら元Jリーガーが先発メンバーに名を連ねた。試合開始1分経たないところで、マルシーニョとDFキム・テファンがつかみ合いの口論に発展。主審が止めに入り、ピッチ上に緊張が走る。しかしカードは出ずにそのまま試合続行となった。

 川崎Fは細かくつないで決定機を作る。前半6分、右サイドからのスローインでダミアンが頭でそらし、PA右から瀬川が左足ボレー。しかしゴール枠外に逸れていく。同10分には瀬川と山根の好連係からPA右の脇坂がボールを収める。鋭い切り返しで相手選手をかわし切り、左足シュートを放つも、ゴール枠を捉えない。

 蔚山は右サイドから江坂が攻撃の起点になるも、川崎Fがシュートまで持っていかせない。前半はそのままスコアレスで折り返した。

 後半も互いに様子を見ながらプレーが続く。川崎Fは後半14分、相手のセットプレーを防いだところからロングカウンター。マルシーニョが単騎突破からダミアンにパスをつなぐも、攻撃の流れは止まってしまう。同22分には大南のインターセプトからダミアンがPA右に入り込む。切り返しから右足シュートを放つが、GKチョ・ヒョヌの飛び出しに阻まれた。

 川崎Fは後半25分に交代カードを切る。マルシーニョを下げ、FW宮代大聖をそのまま左サイドに入れた。同30分には大南のパスから瀬川が前につなぎ、脇坂がトラップで相手を引き付けつつ、ゴール方向に切り返して抜き去る。そのまま左足シュートでゴールを狙うが、GKヒョヌの正面に収まった。

 試合を動かしたい川崎Fは後半32分に2枚替え。瀬古とダミアンに代えて、FW遠野大弥とFW山田新を投入する。同39分には瀬川を下げ、FWバフェティンビ・ゴミスを入れた。

 スコアは終盤に動く。川崎Fは後半45分、敵陣付近でボールをつなぎ、最後は遠野がマイナス方向に落とす。PA手前に走り込んだのは橘田。振り抜いた右足シュートはゴール左隅に突き刺さった。

 90分を耐え抜いた川崎Fが最後の一閃で1-0の勝利。連勝でグループ首位に立った。

(取材・文 石川祐介)
●ACL2023-24特設ページ
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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