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横浜FM、満員の中国アウェーで今大会初白星!! フェライニらの強さには苦戦もゴール許さず

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[10.3 ACLグループG第2節 山東泰山 0-1 横浜FM 山東]

 AFCチャンピオンズリーグ(欧州CL)は3日、グループリーグ第2節を行い、横浜F・マリノス山東泰山(中国)を1-0で破った。大勢の山東サポーターがスタジアムを埋め尽くす中、MFマルアン・フェライニら外国籍選手を中心とした攻撃に苦しむ時間もあったが、敵地で今季初白星を挙げた。

 横浜FMは首位決戦に敗れたJ1前節の神戸戦(●0-2)から中4日のアウェーゲームで先発6人を変更。GK一森純、DF松原健、DF角田涼太朗、MF山根陸、FWエウベルの5選手が引き続きピッチに立った。一方の山東泰山は元ベルギー代表のフェライニら外国籍4選手が先発した。

 序盤はやや固い入りとなり、互いに決定機はなし。ところが前半22分、横浜FMはロングフィードからFWチェン・プーに背後へと抜け出され、一森と1対1の場面を作られる。最後は一森が冷静にシュートを止め、副審からもオフサイドの判定が下されたが、ヒヤリとする場面だった。

 それでも徐々にボールを握っていった横浜FMは前半29分、中盤のプレッシングをうまくかわしたMF水沼宏太が持ち上がり、浮き球パスをMFナム・テヒが受けると、GKを冷静にかわしてシュート。しかし、ファーポスト脇に吸い込まれると思われたボールはDFシー・クーのゴールカバーに阻まれた。

 そうして迎えた前半37分、横浜FMが試合を動かした。角田のパスを左で引き出したエウベルがナム・テヒとのワンツーからペナルティエリア内に潜り込むと、巧みな右足アウトサイドでゴール前にラストパス。これに抜け出した水沼がダイレクトで押し込んだ。そのまま前半は終了。1点リードでハーフタイムを迎えた。

 後半は山東泰山がシステムを変更し、一気に攻勢に出た。開始2分、DFモイゼスの浮き球パスに抜け出したチェン・プーがボレーシュートを放つも、これは枠外。直後にはFWクリサンがふわりとゴール右隅にコントロールシュートを狙ったが、右ポストに弾かれ、横浜FMは命拾いとなった。

 すると後半4分、横浜FMはエウベルのロングフィードにナム・テヒが右サイドを抜け出し、攻め上がっていた相手の裏を突いてフリーでゴール前へ。最後はゴール前にラストパスを送り、これを受けたFW植中朝日がトラップから冷静に決めた。だが、ナム・テヒにオフサイドがあったとしてVARが介入。ゴールは認められなかった。

 その後は横浜FMがボールを握りつつも、山東のパワフルな守備とロングフィードになかなか対応できず、押し込まれる場面を作られる。だが、後半42分のクリザンのヘッドが左ポストに当たって命拾いすると、そのまま試合はタイムアップ。9月19日の初戦・仁川ユナイテッド戦(●2-4)を落とした横浜FMが、今大会2戦目で初白星を収めた。

●ACL2023-24特設ページ

ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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