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ACL王者・浦和がGL第2戦で圧勝初白星! パンヤが待望デビューで即ゴール、大量6得点で本戦初出場ハノイを粉砕

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王者・浦和が大量得点でGL初勝利

[10.4 ACLグループJ第2節 浦和 6-0 ハノイ 埼玉]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は4日、グループリーグ第2節を行った。グループIの浦和レッズハノイFC(ベトナム)と対戦し、6-0で勝利。初戦は引き分けていたが、第2節で白星を飾った。第3節は10月24日にホームで行われ、浦項スティーラーズ(韓国)と対戦する。

 前回王者の浦和は敵地での初戦で武漢三鎮(中国)と2-2のドロー。リードを許しながらも食らいつき、勝ち点1を手にしていた。ホームでの第2戦では勝ち点3がほしいところ。4-2-3-1の布陣を敷き、GKは西川周作、4バックは左からDF荻原拓也、DFマリウス・ホイブラーテン、DFアレクサンダー・ショルツ、DF酒井宏樹。ボランチ2人はMF岩尾憲とMF安居海渡。2列目は左からMF関根貴大、MF小泉佳穂、FW高橋利樹で、1トップはFWホセ・カンテが入った。[両スタメン&布陣]

 ACL本戦には初出場のハノイは、初戦で浦項スティーラーズ(韓国)に2-4で敗戦。敵地での白星を目指し、前回王者のホームに乗り込む。だが、浦和は序盤からスコアを動かす。前半9分、岩尾が左CKを蹴ると、ファーサイドでフリーのカンテがボレーシュートを決め切り、先制点を奪う。公式記録ではオウンゴールでの得点となった。

 さらに、浦和が攻め立てる。前半17分、敵陣PA内で高橋が相手選手のボールを狙う。高橋は倒れ込み、主審は高橋のシミュレーションでイエローカードを出したが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)のチェックで判定が覆る。高橋へのファウルが認められ、浦和がPKを獲得した。

 キッカーはショルツが務め、冷静に決める。2-0と点差を広げた。前半37分にはPKを獲得した高橋が結果を残す。小泉のパスをPA右で受けると、切り返しから左足シュートを放つ。ゴール左隅に流し込み、自身にとってACL初得点で3-0とした。

 前半を3点差で折り返した浦和は、ハーフタイムに交代カードを1枚使う。岩尾を下げ、MF柴戸海を投入した。さらに後半18分には2枚替え。小泉と酒井に代えて、MF早川隼平とDF大畑歩夢を入れる。荻原が右SBに移動し、大畑が左SBに入った。

 すると、直後に交代策が的中する。早川が左CKを蹴ると、ファーサイドの関根がヘディングシュート。バウンドしたボールはゴールに吸い込まれ、4-0とさらにリードが広がった。その4分後には早川のパスを関根が受け、敵陣内で倒される。再びPKを獲得すると、キッカーはカンテ。一度はGKにセーブされるも、しっかりと叩き込み、5-0とした。

 後半27分、浦和は交代カードを2枚使う。高橋とカンテを下げ、FW興梠慎三、そしてMFエカニット・パンヤが加入後公式戦初出場となり、2トップを組んだ。後半40分には大畑のシュートのこぼれ球をパンヤが押し込み、ダメ押しの6点目とした。

 試合はそのまま終了し、浦和がACLグループリーグ初勝利。大量6得点で得失点差でも優位に働く価値ある白星となった。

(取材・文 石川祐介)
●ACL2023-24特設ページ
石川祐介
Text by 石川祐介

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