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「心強かった」「J2の代表」他サポも含め1万超えの観衆に感謝…甲府が国立で歴史的ACL初勝利

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国立競技場のスタンドで掲げられた「J2 誇り」のフラッグ

[10.4 ACLグループH第2節 甲府 1-0 ブリーラム・U 国立]

 1万人を超える観衆の前で歴史的な1勝を飾った。J2ながら昨季の天皇杯を制し、初のACLに参戦しているヴァンフォーレ甲府にとって初のホームゲーム。そのスタンドには甲府のサポーターだけでなく、さまざまなクラブのサポーターであるサッカーファンの姿も見られた。

 AFCクラブライセンスの施設基準により本拠地であるJITリサイクルインクスタジアムを使用できず、東京・国立競技場でホームゲームを開催することになったが、平日のナイターで雨も降る中、1万1802人が来場。これは甲府にとって今季のホームゲーム最多となる観衆だった。

 篠田善之監督は「クラブも含め、いろんな方が告知してくれたことに感謝したい。ヴァンフォーレが国立でACLを戦うということで、違うクラブのサポーターが来てくれるのは心強かったし、そのことは選手も知っていた」と指摘。決勝点のMF長谷川元希も「J2の代表として誇りに思っているし、(Jリーグを)代表して戦っている」と強調した。

 スタンドでは甲府以外のJクラブのユニフォームを着たファンが「J2 誇り」「J2から世界へ」と記したフラッグを掲げていた。篠田監督は「日本を代表してACLに参加している以上、下手なゲームはできない。選手たちは責任感と誇りを持って、そのことを示そうと表現してくれた。今は感謝しかない」と感謝の言葉を繰り返した。

(取材・文 西山紘平)

●ACL2023-24特設ページ
西山紘平
Text by 西山紘平

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