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川崎FがACL全勝継続でGL首位通過確定! 今季最後のホーム戦はジョホール5発粉砕で完全勝利

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川崎Fが快勝でグループリーグ首位突破を確定させた

[11.28 ACLグループI第5節 川崎F 5-0 ジョホール 等々力]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は28日、東地区グループリーグの第5節を行った。川崎フロンターレジョホール(マレーシア)と対戦し、5-0で勝利。開幕5試合で全勝を継続させ、グループ首位での突破を確定させた。

 ここまで4試合を全勝で進む川崎Fは、今節で引き分け以上の成績を収めると、グループリーグ突破を決めることができる。4-3-3の布陣を敷き、GKはチョン・ソンリョン、4バックは左からDF登里享平、MF山村和也、DF大南拓磨、DF山根視来。アンカーはMF橘田健人で、左インサイドハーフはMF瀬古樹、右インサイドハーフはMF脇坂泰斗。前線3人は左からFWマルシーニョ、FWレアンドロ・ダミアン、MF家長昭博が入った。[両スタメン&布陣]

 序盤からボールを握る川崎Fは前半8分にゴールを決める。大南が右サイドの山根とワンツーパスでPA右まで入り込み、中央にクロス。ボールはダミアンとマルシーニョを通り過ぎると、ファーサイドの家長が左足ダイレクトで沈める。1-0と早々に均衡を破った。

 先制した川崎Fはその後もボール保持を続ける。ポケットに入り込みながら相手ゴールを脅かすも、追加点は奪えない。前半39分にはMFベルクソンにミドルを打たれるが、GKソンリョンの好セーブが光る。前半45分間は試合を支配したが、1-0のまま後半に折り返した。

 後半5分、川崎Fが再びスコアを動かす。後方から小気味よくパスをつなぎ、右サイドで家長がボールを収める。右足のクロスをニアサイドのダミアンが右足ボレー。ゴール左ポスト、右ポストと当たったボールはそのままラインを割り、川崎Fの2点目となった。

 さらに川崎Fがダメを押す。後半15分、右CKから相手にボールを奪われるも、相手のカウンターをすばやく防ぐ。逆ショートカウンターで右サイドの山根が大きくクロス。ファーサイドのマルシーニョが飛び込みながらヘディングシュートで叩き込み、3-0と点差を広げた。

 試合を締める川崎Fは後半22分に3枚替え。ダミアン、マルシーニョ、脇坂を下げ、FW小林悠、FW宮代大聖、FW遠野大弥を投入。すると交代策が的中。同25分、右サイドで細かいパスワークでつなぎ、遠野が右サイドからクロスを上げる。ファーサイドの小林のヘディングシュートは一度は相手GKに止められるが、目の前の浮き球をすばやく右足ボレー。4-0と勝利を決定づけた。

 川崎Fは後半28分に家長に代えてFW山田新を入れる。前線は左から宮代、小林、山田が並んだ。40分には瀬古を下げてMFジョアン・シミッチが出場する。同44分、右サイドのシミッチから鋭い縦パスが入り、PAライン上の宮代がワンタッチで落とす。最後は山根がPA手前から左足ミドル。ゴール右隅にチーム5点目を決めた。

 試合はそのまま終了し、川崎Fは5-0で快勝。開幕5試合全勝でグループ首位での突破を確定させた。最終節の第6節は12月12日、敵地で蔚山現代(韓国)と対戦する。

(取材・文 石川祐介)

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石川祐介
Text by 石川祐介

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