FW井澤&MF関根がゴール!浦和ユースが快進撃の山形ユースに完封勝利、14年ぶりの決勝進出
[7.31 第41回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会・準決勝 浦和ユース2-0山形ユース 味フィ西]
第41回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会の準決勝が31日に味の素フィールド西が丘で行われ、第1試合では浦和レッズユース(関東3)がモンテディオ山形ユース(東北1)に2-0で勝利し、準優勝に終わった2003年大会以来、14年ぶりの決勝進出を果たした。初の8強入りを皮切りに快進撃をみせていた山形ユースだったが準決勝で散った。
立ち上がりから立て続けにチャンスを得たのは山形だった。開始2分には右サイドからDF加藤雅也がロングスローを入れ、二アサイドのFW石井壱成がヘディングシュート。同14分にはゴール前左でこぼれを拾ったFW鈴木朝日がシュートを打つも、GK河畑光に止められる。その後も加藤がロングスローを供給するも、得点にはつながらず。試合の入りから果敢に攻めるも決めきれずに時間は過ぎた。
対する浦和は山形に押し込まれ、自陣内でのプレーを強いられる。左WBのDF荻原拓也が逆サイド裏を狙い、ロングボールを入れるもGK高山颯斗にキャッチされるなど、シュートを打てないままに前半15分以上が経過した。
それでも前半17分にファーストシュートが得点につながった。右サイドからFWシマブク・カズヨシが縦へドリブル突破。相手DFにカットされ、右CKを得る。荻原が蹴り入れ、ゴール正面のFW井澤春輝がヘディングシュート。これがゴールネットを揺らし、浦和が先制に成功した。
追いつきたい山形は加藤のロングスローやMF仲嶋翔太のCKでチャンスを得るがいずれもシュートは枠外。給水タイムを挟んだ前半26分にはボランチで先発していたMF樋口蓮に代わり、10番のMF吉田樹を送り込む。前半35分からは立て続けに決定機。同37分、FW川俣大から鈴木へつなぎ、PA内正面へ仲嶋が抜ける。決定的な場面だったが詰まってしまいシュートは打てずにカットされた。
リードする浦和にとっては押し込まれる嫌な時間帯。山形は後半40分に加藤のロングスローが右サイドへ流れ、DF齋藤大空が横パス。PA正面のMF半田陸がダイレクトで狙ったがクロスバー上へ大きく外れた。同45分には鈴木の縦パスから石井がPA左へ抜け、折り返しを受けた半田が巻くようなシュートを打つがGKに止められる。浦和が1点のリードを守り、前半を折り返した。
交代ないままに迎えた後半だったが、後半6分に山形が二枚目のカードを切る。仲嶋に代わり、MF大友千裕を投入。同9分に浦和は最初の交代。DF大西翔也に代え、DF北村龍馬を送る。山形は2列目右サイドに入った大友が奮闘。後半12分には決定機を迎えるがGK河畑の好セーブに阻まれる。ここで得た右CKを川俣が入れ、PA手前左で大友が拾って横パス。加藤のミドルは枠外だった。
対する浦和は後半15分、シマブクがPA左へドリブル突破し、ファーサイドへクロスを入れる。荻原が右足ボレーで豪快に狙うがクロスバー上方へ大きく外れた。同21分にはカウンターで左サイドへ抜けた井澤がPA手前で倒される。このプレーで山形DF五十嵐英敏は警告を受けた。左サイドからシマブクが入れたFKは、GK高山に弾かれたがセカンドボールを浦和が押し込む。守護神が前へ出ている間にDF大城蛍らが押し込もうとするもDF佐藤岳らにカットされた。
山形は後半19分に齋藤に代わり、DF石崎裕己。同27分に石井に代えて、FW小笠原楓真を投入。浦和は同29分にFW長倉幹樹をMF立川将吾、同34分にはMF佐藤陸人をMF白土大貴に代えた。
その後も浦和はシマブクや井澤を中心に果敢に仕掛け、最後まで攻撃の手を緩めない。アディショナルタイム3分には荻原がドリブルで駆け上がり、自らシュートまで持ち込んだがGK高山に止められた。同アディショナルタイム4分には荻原に代わり、MF関根束真を送る。
すると直後のアディショナルタイム5分、関根がファーストタッチでゴール。カウンターから右サイドへ抜けたシマブクがドリブルで上がり、距離ある位置でGKと一対一。しっかりと引き付けての横パスを最後は関根が決め、2-0と差を広げた。直後にDF池高暢希に代わり、DF関大夢を入れる。
試合はそのまま終了。主将のDF橋岡大樹を中心にグループリーグ第3節・神戸U-18戦以来の完封を果たした浦和が2-0で山形に勝利。14年ぶりの決勝進出を果たし、優勝へ王手をかけた。
【準決勝】(7月31日)
[味の素フィールド西が丘]
浦和レッズユース 2-0 モンテディオ山形ユース
[浦]井澤春輝(17分)、関根束真(90分+5)
川崎フロンターレU-18 19:00 FC東京U-18
【決勝】(8月2日)
[味の素フィールド西が丘]
浦和レッズユース 18:00 川崎F U-18vsFC東京U-18の勝者
(取材・文 片岡涼)
●第41回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会特集ページ
第41回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会の準決勝が31日に味の素フィールド西が丘で行われ、第1試合では浦和レッズユース(関東3)がモンテディオ山形ユース(東北1)に2-0で勝利し、準優勝に終わった2003年大会以来、14年ぶりの決勝進出を果たした。初の8強入りを皮切りに快進撃をみせていた山形ユースだったが準決勝で散った。
立ち上がりから立て続けにチャンスを得たのは山形だった。開始2分には右サイドからDF加藤雅也がロングスローを入れ、二アサイドのFW石井壱成がヘディングシュート。同14分にはゴール前左でこぼれを拾ったFW鈴木朝日がシュートを打つも、GK河畑光に止められる。その後も加藤がロングスローを供給するも、得点にはつながらず。試合の入りから果敢に攻めるも決めきれずに時間は過ぎた。
対する浦和は山形に押し込まれ、自陣内でのプレーを強いられる。左WBのDF荻原拓也が逆サイド裏を狙い、ロングボールを入れるもGK高山颯斗にキャッチされるなど、シュートを打てないままに前半15分以上が経過した。
それでも前半17分にファーストシュートが得点につながった。右サイドからFWシマブク・カズヨシが縦へドリブル突破。相手DFにカットされ、右CKを得る。荻原が蹴り入れ、ゴール正面のFW井澤春輝がヘディングシュート。これがゴールネットを揺らし、浦和が先制に成功した。
追いつきたい山形は加藤のロングスローやMF仲嶋翔太のCKでチャンスを得るがいずれもシュートは枠外。給水タイムを挟んだ前半26分にはボランチで先発していたMF樋口蓮に代わり、10番のMF吉田樹を送り込む。前半35分からは立て続けに決定機。同37分、FW川俣大から鈴木へつなぎ、PA内正面へ仲嶋が抜ける。決定的な場面だったが詰まってしまいシュートは打てずにカットされた。
リードする浦和にとっては押し込まれる嫌な時間帯。山形は後半40分に加藤のロングスローが右サイドへ流れ、DF齋藤大空が横パス。PA正面のMF半田陸がダイレクトで狙ったがクロスバー上へ大きく外れた。同45分には鈴木の縦パスから石井がPA左へ抜け、折り返しを受けた半田が巻くようなシュートを打つがGKに止められる。浦和が1点のリードを守り、前半を折り返した。
交代ないままに迎えた後半だったが、後半6分に山形が二枚目のカードを切る。仲嶋に代わり、MF大友千裕を投入。同9分に浦和は最初の交代。DF大西翔也に代え、DF北村龍馬を送る。山形は2列目右サイドに入った大友が奮闘。後半12分には決定機を迎えるがGK河畑の好セーブに阻まれる。ここで得た右CKを川俣が入れ、PA手前左で大友が拾って横パス。加藤のミドルは枠外だった。
対する浦和は後半15分、シマブクがPA左へドリブル突破し、ファーサイドへクロスを入れる。荻原が右足ボレーで豪快に狙うがクロスバー上方へ大きく外れた。同21分にはカウンターで左サイドへ抜けた井澤がPA手前で倒される。このプレーで山形DF五十嵐英敏は警告を受けた。左サイドからシマブクが入れたFKは、GK高山に弾かれたがセカンドボールを浦和が押し込む。守護神が前へ出ている間にDF大城蛍らが押し込もうとするもDF佐藤岳らにカットされた。
山形は後半19分に齋藤に代わり、DF石崎裕己。同27分に石井に代えて、FW小笠原楓真を投入。浦和は同29分にFW長倉幹樹をMF立川将吾、同34分にはMF佐藤陸人をMF白土大貴に代えた。
その後も浦和はシマブクや井澤を中心に果敢に仕掛け、最後まで攻撃の手を緩めない。アディショナルタイム3分には荻原がドリブルで駆け上がり、自らシュートまで持ち込んだがGK高山に止められた。同アディショナルタイム4分には荻原に代わり、MF関根束真を送る。
すると直後のアディショナルタイム5分、関根がファーストタッチでゴール。カウンターから右サイドへ抜けたシマブクがドリブルで上がり、距離ある位置でGKと一対一。しっかりと引き付けての横パスを最後は関根が決め、2-0と差を広げた。直後にDF池高暢希に代わり、DF関大夢を入れる。
試合はそのまま終了。主将のDF橋岡大樹を中心にグループリーグ第3節・神戸U-18戦以来の完封を果たした浦和が2-0で山形に勝利。14年ぶりの決勝進出を果たし、優勝へ王手をかけた。
【準決勝】(7月31日)
[味の素フィールド西が丘]
浦和レッズユース 2-0 モンテディオ山形ユース
[浦]井澤春輝(17分)、関根束真(90分+5)
川崎フロンターレU-18 19:00 FC東京U-18
【決勝】(8月2日)
[味の素フィールド西が丘]
浦和レッズユース 18:00 川崎F U-18vsFC東京U-18の勝者
(取材・文 片岡涼)
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