[クラブW杯]F・トーレスの3試合連続弾などでチェルシーがモンテレイに3-1で勝利
[12.13 クラブW杯準決勝 モンテレイ1-3チェルシー 横浜]
FIFAクラブワールドカップ2012は13日、横浜国際競技場で準決勝を行い、欧州代表のチェルシー(イングランド)が、北中米カリブ海代表のモンテレイ(メキシコ)に3-1で勝利し、16日に行われるコリンチャンス(ブラジル)との決勝に駒を進めた。モンテレイは同日の3位決定戦でアルアハリ(エジプト)と対戦する。
モンテレイは準々決勝の蔚山現代(韓国)戦(3-1)と全く同じメンバーで試合に臨んだ。FWウンベルト・スアソ、FWサルバドル・ジャッソが、ベンチ外となっている。一方のチェルシーは、負傷で来日していないDFジョン・テリーとFWダニエル・スターリッジがベンチ外。負傷から復帰したMFフランク・ランパードはベンチスタートで、GKペトル・チェフがキャプテンを務めている。
[スタメン&布陣はコチラ]
立ち上がりからボールを支配するチェルシーは、前半4分にボランチで起用されたダビド・ルイスが、遠目からシュートを放つが、枠を捉えることはできない。その2分後にはダビド・ルイスのスルーパスからMFエデン・アザールが決定機を迎えるが、シュートは右に外れて行った。同13分には、相手のバックパスがズレたところを見逃さなかったMFオスカルが、ボールを奪いに行き、CKにつなげる。そのCKをMFフアン・マタがDFイバノヴィッチに合わせたが、左足で放ったボレーシュートは左へ外れて行った。
前半17分、チェルシーの攻撃が実る。DFアシュリー・コールがオスカルに縦パスを入れると、オスカルがヒールでA・コールにリターンパス。オーバーラップしたA・コールがPA内に折り返したところをマタが決めて、チェルシーが1-0と先制した。
押し込まれ続けたモンタレイも、前半27分に最初のチャンスをつくる。左サイドからのクロスをFWアルド・デニグリスがヘッドで狙ったが、ボールはクロスバーを越えて行った。その直後にもミドルシュートを打ったが、ボールは枠を捉えられない。
ボール支配率で圧倒するチェルシーは、前半31分にMFジョン・オビ・ミケルがミドルシュートを放つが、右に外れて行く。同34分には左サイドを攻め上がったA・コールからPA内で待つFWフェルナンド・トーレスにパスが通るが、F・トーレスはボールをコントロールしきれず、DFに体を寄せられてシュートに持ち込めなかった。
前半40分にはモンテレイもショートコーナーからMFヘスス・コロナが上げたクロスを、デニグリスがヘッドで合わせたが、これも枠を捉えられなかった。前半終了間際にも右サイドからMFセサル・デルガドがクロスを入れたが、GKチェフにキャッチされ、モンテレイは枠内シュートなしで前半を終えた。
後半開始直後、チェルシーが追加点を挙げる。左サイドをアザールが突破すると、折り返しを受けたF・トーレスがシュート。DFに当たったボールはGKの頭上を越えて決まる。F・トーレスの公式戦3試合連続弾で、チェルシーが2-0と点差を広げた。さらに同3分にもF・トーレスは左サイドを突破し、チャンスを演出する。ゴール前にクロスを入れると、逆サイドに走り込んだマタが折り返す。中央にはオスカルが走り込んでいたが、ボールはDFに当たって、そのままゴールに決まった。
意地を見せたいモンテレイも、デニグリスにボールを集めるが、なかなかチェルシーの守備を崩せない。後半12分にはDFセルヒオ・ペレスを下げ、DFリカルド・オソリオを起用する。
チェルシーも後半18分に最初の選手交代を行う。ダビド・ルイスに代わり、MFフランク・ランパードがピッチに入っている。20分には右サイドをDFセサル・アスピリクエタ、マタ、アザールが鮮やかなパスワークで崩しにかかる。その直後にもランパードがシュートを放つなど、積極的に追加点を狙っていった。
後半24分には左サイドをカルドソが突破し、折り返したボールを落としたところをデルガドがシュート。シュートは枠に飛んだが、GKチェフにキャッチされた。その後もモンテレイは、チェルシーの最終ラインの裏にパスを出し、チャンスをつくろうとする。28分にはPA内でデニグリスがシュートを放ったが、DFにブロックされた。
このプレーの直後、チェルシーは先制点を挙げたマタをベンチに下げ、DFパウロ・フェレイラを起用する。同34分にラファエル・ベニテス監督は、F・トーレスを下げて、MFビクター・モーゼスをピッチに送り出した。38分にはモンテレイもセベロ・ペサ、デルガドを下げ、DFエドガー・ソリス、FWアブラハム・カレノを起用している。
後半42分にはランパードがボールを奪って、シュートまで持ち込んだが、ボールはクロスバーを越えて行った。ロスタイムにはデニグリスが1点を決めて意地を見せたが、このまま試合は3-1でタイムアップ。勝利したチェルシーは16日に行われる決勝で、南米王者のコリンチャンスと “世界一”を懸けて対戦する。
(取材・文 河合拓)
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FIFAクラブワールドカップ2012は13日、横浜国際競技場で準決勝を行い、欧州代表のチェルシー(イングランド)が、北中米カリブ海代表のモンテレイ(メキシコ)に3-1で勝利し、16日に行われるコリンチャンス(ブラジル)との決勝に駒を進めた。モンテレイは同日の3位決定戦でアルアハリ(エジプト)と対戦する。
モンテレイは準々決勝の蔚山現代(韓国)戦(3-1)と全く同じメンバーで試合に臨んだ。FWウンベルト・スアソ、FWサルバドル・ジャッソが、ベンチ外となっている。一方のチェルシーは、負傷で来日していないDFジョン・テリーとFWダニエル・スターリッジがベンチ外。負傷から復帰したMFフランク・ランパードはベンチスタートで、GKペトル・チェフがキャプテンを務めている。
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立ち上がりからボールを支配するチェルシーは、前半4分にボランチで起用されたダビド・ルイスが、遠目からシュートを放つが、枠を捉えることはできない。その2分後にはダビド・ルイスのスルーパスからMFエデン・アザールが決定機を迎えるが、シュートは右に外れて行った。同13分には、相手のバックパスがズレたところを見逃さなかったMFオスカルが、ボールを奪いに行き、CKにつなげる。そのCKをMFフアン・マタがDFイバノヴィッチに合わせたが、左足で放ったボレーシュートは左へ外れて行った。
前半17分、チェルシーの攻撃が実る。DFアシュリー・コールがオスカルに縦パスを入れると、オスカルがヒールでA・コールにリターンパス。オーバーラップしたA・コールがPA内に折り返したところをマタが決めて、チェルシーが1-0と先制した。
押し込まれ続けたモンタレイも、前半27分に最初のチャンスをつくる。左サイドからのクロスをFWアルド・デニグリスがヘッドで狙ったが、ボールはクロスバーを越えて行った。その直後にもミドルシュートを打ったが、ボールは枠を捉えられない。
ボール支配率で圧倒するチェルシーは、前半31分にMFジョン・オビ・ミケルがミドルシュートを放つが、右に外れて行く。同34分には左サイドを攻め上がったA・コールからPA内で待つFWフェルナンド・トーレスにパスが通るが、F・トーレスはボールをコントロールしきれず、DFに体を寄せられてシュートに持ち込めなかった。
前半40分にはモンテレイもショートコーナーからMFヘスス・コロナが上げたクロスを、デニグリスがヘッドで合わせたが、これも枠を捉えられなかった。前半終了間際にも右サイドからMFセサル・デルガドがクロスを入れたが、GKチェフにキャッチされ、モンテレイは枠内シュートなしで前半を終えた。
後半開始直後、チェルシーが追加点を挙げる。左サイドをアザールが突破すると、折り返しを受けたF・トーレスがシュート。DFに当たったボールはGKの頭上を越えて決まる。F・トーレスの公式戦3試合連続弾で、チェルシーが2-0と点差を広げた。さらに同3分にもF・トーレスは左サイドを突破し、チャンスを演出する。ゴール前にクロスを入れると、逆サイドに走り込んだマタが折り返す。中央にはオスカルが走り込んでいたが、ボールはDFに当たって、そのままゴールに決まった。
意地を見せたいモンテレイも、デニグリスにボールを集めるが、なかなかチェルシーの守備を崩せない。後半12分にはDFセルヒオ・ペレスを下げ、DFリカルド・オソリオを起用する。
チェルシーも後半18分に最初の選手交代を行う。ダビド・ルイスに代わり、MFフランク・ランパードがピッチに入っている。20分には右サイドをDFセサル・アスピリクエタ、マタ、アザールが鮮やかなパスワークで崩しにかかる。その直後にもランパードがシュートを放つなど、積極的に追加点を狙っていった。
後半24分には左サイドをカルドソが突破し、折り返したボールを落としたところをデルガドがシュート。シュートは枠に飛んだが、GKチェフにキャッチされた。その後もモンテレイは、チェルシーの最終ラインの裏にパスを出し、チャンスをつくろうとする。28分にはPA内でデニグリスがシュートを放ったが、DFにブロックされた。
このプレーの直後、チェルシーは先制点を挙げたマタをベンチに下げ、DFパウロ・フェレイラを起用する。同34分にラファエル・ベニテス監督は、F・トーレスを下げて、MFビクター・モーゼスをピッチに送り出した。38分にはモンテレイもセベロ・ペサ、デルガドを下げ、DFエドガー・ソリス、FWアブラハム・カレノを起用している。
後半42分にはランパードがボールを奪って、シュートまで持ち込んだが、ボールはクロスバーを越えて行った。ロスタイムにはデニグリスが1点を決めて意地を見せたが、このまま試合は3-1でタイムアップ。勝利したチェルシーは16日に行われる決勝で、南米王者のコリンチャンスと “世界一”を懸けて対戦する。
(取材・文 河合拓)
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