beacon

我々はレアルなんだ…必勝誓うジダン「目の前の試合に勝つのが使命」

このエントリーをはてなブックマークに追加

レアル・マドリーを率いるジネディーヌ・ジダン監督

 レアル・マドリー(スペイン)のジネディーヌ・ジダン監督は14日、翌15日に行われるクラブW杯準決勝クラブ・アメリカ(メキシコ)戦の前日会見に出席して意気込みを語った。

 チームは2日前の12日に来日したばかりで、指揮官も「一番大変なのは長旅による時差ボケです。それと、日本での生活のリズムにも慣れないといけない」と話しつつも、「長旅の疲れはあったけど2日で回復したし、試合に向けての準備は万端だよ」とコンディション面の問題はないとした。

 好調を維持するチームは、10日に行われたリーガ・エスパニョーラ第15節デポルティボ戦で3-2の勝利を収め、クラブ新記録となる公式戦35試合無敗を記録。しかし、「とにかく目の前の試合で自分たちのプレーをして、勝ち続けるだけ」と過去は振り返らずに、目の前の試合が何よりも重要だと強調した。

 対戦相手のクラブ・アメリカは11日に行われた準々決勝でアジア王者の全北現代(韓国)を2-1で下して、準決勝へと駒を進めてきた。相手チームの印象を「経験豊富な良い監督がいるね。それとベテランの良いプレーヤーがいるし、才能を持った選手がたくさんいる」と語ると、「困難が待ち受けているし、難しい試合になるはずだ」と警戒を示した。

「多くの人たちはレアルが勝つと思うかも知れないが、自分たちの方が勝つ可能性があるとは思っていない。選手にも『勝ったつもりで戦うな』と言うよ。明日の試合は良いプレーをしなければ、決勝には進めない」

 それでも、あくまで「自分たちの試合をするだけ」と力強く語る。「私たちにとって大事なのはタイトル。我々はレアルなんだ。目の前の試合に勝つのが使命だし、勝利を収めてファイナルに勝ち進みたい」と必勝を誓った。

(取材・文 折戸岳彦)

●クラブW杯2016特集

TOP