beacon

[早スポ]早稲田大vs国士舘大 試合後の早稲田大コメント

このエントリーをはてなブックマークに追加

[早稲田スポーツ ゲキサカ版]

 関東大学リーグ戦(リーグ戦)の前期最終節。首位で折り返すために勝利が最低条件だった早大は、国士大と対戦した。互いに多くの好機を作り、早大が点を奪うも2度追いつかれる厳しいゲームとなったが、試合終了間際にMF近藤貴司(2年=三菱養和SCユース)のゴールで勝ち越し、3-2と劇的勝利を収めた。

以下、試合後のコメント

●DF畑尾大翔主将(4年=F東京U-18)
―終了間際の劇的ゴールでシーソーゲームを制しました。
「もちろん課題はたくさんありますが、前節の敗戦でこの1週間は苦しい1週間でしたし、とにかく勝ち点3を取れたことが大きいです」

―サイドを崩されての失点が目立ちました。
「本当にまだまだ課題は山積みですし、失点の場面以外でも、きょうはDFラインの4人が良くなかったです。もっともっとたくましい存在になっていけたらと思います」

―いつもと違う組み合わせの4バックでしたが、ここ1週間は練習でもこの4バックで組んでいたのですか?
「今週1週間はそうでした。順平(菅井)とは長いことやっていますし心配なかったです。それでもやはり細かい部分に関してはブランクの影響もあったと思います」

―2ゴールを決めた榎本選手の活躍ぶりはいかがですか?
「ゴールに対する貪欲さを今季の大季(榎本)には感じます。攻撃だけでなく守備の面でもしっかりやってくれていますし、頼りになる存在です」

―前期を振り返って。
「昨季からの積み上げに加えて、オフシーズンには厳しいトレーニングも重ねてきたので、開幕の時点でのチームとしての完成度は高かったと思います。ただ、他の大学も後期に向けて徐々に自分たちのサッカーを完成させてくると思います。前期はアミノバイタルカップも優勝という結果を残せて、「やってきたことは間違いない」ということは少しずつ証明できてきているはずなので、夏にもう一度厳しいトレーニングを積み重ねて、後期に臨みたいと思います」

―早慶定期戦に向けての意気込みもお願いします。
「やっと来たかという感じですね(笑)。すでに歴史に泥を塗っている状態で、ことしは本当に負けられません。死に物狂いで、命がけで戦います!」

●DF菅井順平副将(4年=浦和ユース)
―きょうはセンターバックでの出場でした。試合を振り返って。
「勝ったことだけが全てです。自分がセンターバックで出場した意味が出せませんでした」

―きょうは2失点を喫しました。DFラインが変わった影響は?
「前戦でやられてしまったので、メンバーが変わりました。相手に高い選手がいなかったので、自分がセンターバックで使われたのですが、相手を捕らえきれず自分が出た意味がありませんでした。相手の選手を捕まえきれなかったのが2失点の要因だと思います」

―サイドから何度も突破を許しました。
「国士大は横に振ってくるし、中盤に人数をかけてくるチームなのでサイドに隙ができて何度も突破されました」

―あわやゴールかと思われたシュートをライン際で蹴り出す素晴らしいプレーがありました。
「あれは最初は完全に自分のミスからシュートを打たれました。自分がボールを失って自分が原因なので、危なかったというか、ゴールにならなくてよかったです」

―前期のリーグ戦の日程が終わりました。振り返って。
「きょうみたいに悪い流れでも勝ちきることができるのが、ことしのチームの強みだと思います。一つ落としましたけど、結果だけ見たら良くはないですけど、悪くもないかなと。しっかり後期につなげたいと思います」

―最後に早慶定期戦に向けて一言お願いします。
「チーム全員で必ず勝利をみにいきたいと思います」

●DF三竿雄斗(3年=東京Vユース)
―きょうの試合を振り返って。
「個人的には調子悪くて何もできなかったんですけど、最後の1アシストでぎりぎりチャラになったかなという感じです。チームとしては、結構暑くて集中が切れる場面もあったと思うんですけど、最終的に勝ちきれるというのが今年の強さで、勝つというのが最低条件だったので、まあオッケーかなと思います」

―2失点もありましたが、守備に課題はありますか?
「ことしは失点が多いなあという印象で、原因は1つじゃないので何とも言えないですけど、全体的に修正していく必要があるかなと思います」

―3点目のアシストについて。
「試合を通して本当に何にもできなくて申し訳ないという気持ちがあって、最後くらい何かしなきゃいけないなと思った結果、ああいうアシストにつながったので、良かったと思います」

―きょうで前期リーグ戦が終わりましたが、これまでを振り返っていかがですか?
「きょうの時点では首位で、あしたの結果によってどうなるかわからないので何とも言えないですけど、もう少し失点を減らすことができれば勝ち点を積み重ねられたので、後期に向けてはまず失点を減らすことと、あとは攻撃にもっとバリエーションを増やしていくことが必要かなと思います」

―早慶定期戦にむけて意気込みをお願いします。
「慶大はいま調子良くないですけど、早慶サッカーでは別だと思うので、個人としてもチームとしてもレベルアップして早慶戦に臨みたいと思います」

●FW榎本大希(3年=横浜FMユース)
―劇的な勝利となりましたが感想を。
「あまり良い内容ではありませんでしたが、勝ち点3を取れたことは大きいです」

―アミノバイタルカップ準決勝でも対戦した国士大が相手でした。
「あの時よりも全然強かったと感じました。前線の選手の質も能力も高かったです。あの時勝てたから勝てるとは思っていませんでしたが、良かったです」

―1点目はきれいな形で決まりました。
「自分たちのやりたい攻撃ができました。ゆずくん(島田)のロングボールから貴司(近藤)が前に抜けて、洋史(近藤)とワンツーで出してうまくお膳立てしてくれました。周りがうまく崩してくれたのであとは決めるだけでした」

―2点目はいかがでしたか。
「上形(洋介)がポストプレーで体を張ってくれました。良いところに落としてくれたのであとは決めるだけでした」

―2試合で3得点です。
「リーグ戦最初の頃は点が取れていなかったので。最近は取れているので、取れるうちに取っておきたいです」

―2失点してしまった守備面について。
「ボランチとDFの間で受けられてしまいました。そういうシーンを狙ってくるチームは多いので気をつけなくてはならないです」

―課題を教えてください。
「相手の10番(金子昌広)など能力が高い選手がいる中で守っていかなくてはいけないので、DFだけでなく前から守備をして奪うというチームの方針の通り全員で強みを出せるようにしたいです」

―早慶定期戦に向けて意気込みをお願いします。
「きょうの試合で勝てたことは大きかったので、その流れのまま試合に臨みたいです。定期戦ですが絶対に勝たなくてはならない試合なので、頑張りたいです」

●MF近藤貴司(2年=三菱養和SCユース)
―2度追い付かれての勝利でしたが、いかがでしたか。
「きょうの試合で負けたらインカレに出場できないという危機感を持って試合に臨んだのですが、点入れて追い付かれてというのが2度あってちょっと正直やばいかなと思いました。ただ国士舘大も最後の方に体力が落ちてきていたので最後までワセダらしく戦った結果が勝ちに繋がったのかなと思います」

―前半は国士舘大ペースのなかでワンチャンスでの先制点をアシストしました。
「展開が来る前から洋史(近藤)が近くにいるのが分かっていたので、上手くワンツーしようというイメージの通りにできて、大希君(榎本)が良い引き出しをしてくれて出したら決めてくれました」

―後半立ち上がりすぐに点をとりましたが、その後ペースを掴めず失点もしてしまったその時間帯を振り返って。
「後半の入りですぐ点を取れたのはよかったのですが、ちょっとここ最近失点が多くてチームとして守備のところでやられている感じがあるんですけど、個人的には今季は本当に点を取れるチームになっているので、チャンスはくるかなと思っていてそれを決めれて良かったです」

―サイドで相手をフリーにしたり崩されたりする場面が目立ちましたが原因はありますか?
「よく分からないです」

―終了間際に三竿選手からのパスを見事にゴールしましたが、振り返って。
「DF三竿くんがえぐって良いマイナスボールを出してくれました。あれはハーフタイムのときに三竿くんがあそこに出すからという話をしてくれてその通りにいって良かったです」

―これでリーグ戦折り返しということですが、全体を振り返ってみていかがですか?
「全体的には勝ち星も多いですし良かったのかなとは個人的に思うのですが、内容を振り返ったときに失点が多いというのはワセダらしく無いですし、そういった所は改善していかないと総理大臣杯はトーナメントで1点の重みというのが本当に大事になってくるので、そこは明日からすぐに改善できるようにやっていきたいです」

―そして次は遂に早慶定期戦ですが、それに向けて。
「自分は2回目なので雰囲気とかは分かっている分それほど慌てず出来ると思うので、色々な人が支えてくれている中での早慶戦ということで、自分は4年生のために戦いたいです。勝利だけを目指して戦いたいと思います!」

[写真]決勝点の近藤貴(左)、アシストの三竿と喜ぶ

(取材・文 早稲田スポーツ)

TOP