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監督解任論も復調の2勝目、酒井高「一番はこのチームが続いていくこと」

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 ブンデスリーガは21日、第8節3日目を行い、DF酒井高徳とFW岡崎慎司の所属するシュツットガルトは敵地でハンブルガーSVと対戦し、1-0で競り勝った。右SBで5試合連続のフル出場を果たした酒井は「1-0で勝ったのもあんまりないし、(失点を)ゼロで抑えたのも久しぶり」とホッとした表情を見せると、点の取り合いになることが多いチームが最少得点で勝ったことに「めずらしいですね。あんまりそういうイメージじゃない」と笑った。

「昨日もいい雰囲気で練習が終わった。昨日いい雰囲気だったから、今日勝ちに行くぞってなった」。開幕から5戦未勝利と苦しんだこともあり、ラッパディア監督には解任論も出ていた。「しっかり自分たちだけでやろうと話していた。監督がいろいろ言っても、サッカーをやっているのは自分たちなんだから、自分たちで考えるサッカーをしようと選手ミーティングで話した」。そう明かす酒井は「一つ決まり事みたいなのを決めて、それは(7日の)レバークーゼン戦の前だったけど、その流れで来ていた」と力を込めた。

 9月29日のニュルンベルク戦(2-0)で今季初勝利を飾り、レバークーゼン戦は2-2のドロー。そしてこの日の勝利と、最近3試合は2勝1分と復調の兆しが見えてきた。「一番は、ずっとこのチームが続いていくこと。昨季、このメンバーでヨーロッパリーグをつかみ取ったし、今季もやっぱりこのメンバーと監督とスタッフとやっていきたいというのがある」。ようやくまとまり始めてきたチーム。酒井は指揮官について「昨季からそうですけど、試合中は我を忘れてしまうというか、カーッとなっちゃいますけど、試合が終わると冷静に喜んでいるので。分かりやすい人で、かわいらしいなと思いますけどね」と笑顔で語っていた。

(取材 了戒美子)

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