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[ケイスポ]慶應義塾大、第21節順天堂大戦プレビュー

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[慶應スポーツ ゲキサカ版]

 第86回関東大学サッカーリーグ1部は17日に第21節一日目を行い、慶應義塾大学は味の素スタジアム西競技場にて順天堂大学と対戦する。

 前節、慶大はリーグ戦2連勝と波に乗った状態で東学大を相手に迎えた。勝てば1部残留というプレッシャーがあったのか、開始早々にオウンゴールで失点すると前半のうちに3失点。武藤嘉紀(2年=F東京U-18)の3試合連続となるゴールで1点を返すも、その後は「工夫がない」(須田芳正監督)単調な攻めが続き、得点を奪えず試合終了。同時刻から行われていた試合で、11位の神大が国士大に敗れたことによって1部残留は決定したものの内容に不満の残るゲームとなった。

 今節、対戦する順大は現在慶大と勝ち点差1の10位。前期は増田湧介(2年=清水東高)が後半ロスタイムに決勝弾を放ち、慶大が3-2で競り勝っている。「お互い(慶大、順大)残留争いも上位もない状況」(藤田息吹主将4年=藤枝東高)であるだけにどのようにしてモチベーションを上げ、試合に望めるかが結果となって現れるだろう。

残された2試合の中で「ひとつでも多くのことを後輩に残して」(藤田主将)いきたい4年生。また「4年生を良い形で」(松下純土3年=國學院久我山高)送り出したい後輩たち。その思いがピッチ上で融合し、慶大らしいフットボールが体現されたならば勝利の二文字はもう目の前だ。

(文 慶應スポーツ新聞会 西野英樹)

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