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[MOM213]阪南大FW工藤光輝(3年)_圧巻の4発で夏冬全国計10ゴールに

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[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.22 大学選手権準々決勝 中央大1-7阪南大 川口]

 全国大会準々決勝で圧巻の4ゴール。FW工藤光輝(3年=札幌U-18)が阪南大4強進出の最大の立て役者とだった。須佐徹太郎監督が「舞台に強いんですよ」というFWは夏の総理大臣杯で5得点を挙げて大会最多得点を記録。そして今大会初戦でも1ゴールを決めているストライカーは前半5分、右クロスをニアサイドで頭で合わせて先制ゴールを決めると、さらに7分にはMF泉澤仁の右クロスを左足ダイレクトで決めて2点目。10分に左サイドのSB二見宏志のラストパスを左足で合わせたシュートから生まれた3点目は場内放送こそ工藤のゴールとされていたものの、記録では最後ゴールラインすれすれで押し込んだMF河田篤秀のゴールへ変更された。それでも工藤は45分、DFを振りきって右SB飯尾竜太朗の右クロスに走りこむと、頭で合わせてハットトリックを達成した。

 止まらない工藤は後半19分にも右クロスから右足で4点目。相手CBを翻弄し続け、全て1タッチで4ゴールを叩きだしたFWは「身長が低いですし、中で合わるためにはDFと駆け引きをしなければダメなので、そこできょうは4番(岡崎)と5番(安田)の選手との駆け引きで上回れた部分がニアで触れた部分だと思っている。そこは一番自分で大事にしている部分。ニアに行こうか、ファーに行こうかという駆け引きは常にしていたし、ニアに行くふりをしてファーに逃げてもう1回ニアに行くとか、そのオフ・ザ・ボールの部分で上回れたことがきょうの得点につながったと思います」と胸を張った。

 日本一に貢献した総理大臣杯後の関西学生リーグ1部後期では先発3試合にとどまり、ほとんどが交代出場で無得点。「出たらやってやるという気持ちでいた」というFWは今大会、ダブルボランチなどけが人が多いチームの大きなパワーとなっている。「今のところ結果が出ていますけれど、自分としてはやることは変わっていない。夏に結果が出て、個人的にも得点取れたことは大きな財産。冬も続けなければダメだと思っています」と誓う。

 札幌U-18時代はプリンスリーグ北海道で得点王に輝いたが、トップチーム昇格を果たすことはできなかった。「こっちに来て今まで結果が出てきていなかったけど、やってきたことは自信になっているし、積み重なってきている。阪南に来て本当に良かった」というFWの目標はチームをインカレでも日本一を勝ち取ることだ。もちろん、チームの勝利に貢献することが大前提だが、今大会、評価をより上げて、来年プロの世界へ。「ボクの将来もそうですけど、4回生でまだ決まっていない人もいますし、その力になりたい。それがチームが上に行くための大きな要因になると思う」。巧みな駆け引きでCBとの勝負を制し、準決勝、決勝でもゴールを連発する。

(取材・文 吉田太郎)
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