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柏がG大阪に4年前のリベンジ!!天皇杯初制覇でACL出場権獲得

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[1.1 天皇杯決勝 G大阪0-1柏 国立]

 天皇杯は1日、東京・国立競技場で決勝を行い、3大会ぶり3回目(前身の松下電器時代を含めれば4回目)の優勝を狙うガンバ大阪と、初優勝(前身の日立製作所時代を含めれば3回目の優勝)を目指す柏レイソルが対戦した。4年前の元日決勝と同一カードとなった再戦は、柏が前半35分にDF渡部博文のゴールで先制。この1点を最後まで守り抜き、1-0で逃げ切った。4年前のリベンジを果たし、天皇杯初優勝を成し遂げた柏は2年連続となるACL出場権も獲得した。

 G大阪はDF中澤聡太が負傷欠場し、代わってDF丹羽大輝がCBに入った。FWレアンドロが出場停止明け、MF明神智和が負傷明けで先発復帰。MF武井択也、MF家長昭博がベンチスタートとなった。
 柏はMFレアンドロ・ドミンゲスが3試合の出場停止処分から復帰。MF茨田陽生、DF橋本和も出場停止明けで先発した。準決勝で負傷したDF近藤直也は欠場し、代わって渡部がCBに入った。
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 出足よく試合に入った柏は試合開始40秒、橋本の左クロスのこぼれ球をレアンドロ・ドミンゲスが右足で狙うが、シュートはゴール上へ外れる。G大阪も前半4分、MF倉田秋が左サイドから中に切れ込み、右足でミドルシュート。立ち上がりは柏の勢いに押し込まれる場面もあったが、徐々に押し返して行った。

 G大阪は前半9分、MF遠藤保仁の右CKから最後はレアンドロが押し込み、ゴールネットを揺らすが、オフサイドの判定。一方の柏も同17分、右サイドから鮮やかな個人技でゴール前に切れ込んだレアンドロ・ドミンゲスのシュートがDF岩下敬輔の手に当たったようにも見えたが、吉田寿光主審は笛を吹かなかった。

 ボールポゼッションを高め、攻勢を強めていくG大阪は次々とチャンスをつくる。前半27分、倉田が個人技で左サイドを突破。マイナスの折り返しをMF二川孝広が受けるが、シュートは至近距離でGK菅野孝憲にキャッチされた。

 前線で起点をつくれず、攻撃の糸口をつかめない柏は前半32分に早くも動く。トップ下に入っていたMF水野晃樹を下げ、FW田中順也を投入。田中は1トップに入り、FW澤昌克が1トップからトップ下にポジションを下げた。すると、この選手交代で流れが一変する。前半34分、レアンドロからパスを受けた澤が強烈な右足ミドル。これはGK武田洋平に弾かれたが、このプレーで獲得したCKから先制に成功した。

 前半35分、MFジョルジ・ワグネルの左CKにニアサイドで合わせたのは渡部。強烈なヘディングシュートをゴールネットに突き刺し、先制点を奪った。昨季、期限付き移籍でプレーした栃木時代にJ2で3ゴールを記録している渡部だが、柏ではJ1、ナビスコ杯、ACL、天皇杯を含めて公式戦初ゴール。近藤の負傷でめぐってきた大舞台で大仕事をやってのけた。

 1点ビハインドで前半を折り返したG大阪は後半10分、倉田に代えて家長を投入。徐々に柏を押し込み、再び流れを引き寄せるが、レアンドロの再三のシュートは枠を捉え切れない。同24分には二川に代えてMF佐々木勇人をピッチに送った。

 一方の柏も追加点を取って試合を決めたいが、2点目が遠い。後半24分、レアンドロ・ドミンゲスの右足ミドルはGK武田がCKに逃れる。このプレーで獲得した右CKのチャンス。レアンドロ・ドミンゲスのキックにニアサイドへ飛び込んだジョルジ・ワグネルがダイビングヘッドで捉えるが、シュートはわずかにゴール左へ外れた。

 G大阪は後半40分、丹羽に代えて武井を投入し、最後のカードを切った。武井は左SBに入り、DF藤春廣輝が中盤の左サイドにポジションを上げる。ボランチのMF今野泰幸がCB、トップ下の遠藤がボランチに下がり、家長がトップ下に入った。

 同点ゴールを目指し、必死の反撃を見せるG大阪だが、柏守備陣も最後まで集中力を切らさない。今季のJ1でリーグ最多の67得点を挙げたG大阪攻撃陣をシャットアウト。G大阪を5月19日のJ1横浜FM戦(0-0)以来、公式戦31試合ぶりとなる無得点に抑え込み、そのまま1-0で逃げ切った。柏は天皇杯初制覇。昨季のJ1リーグに続いて2年連続でタイトルを獲得した。

(取材・文 西山紘平)

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