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富山が「お得意様」京都に勝利! 今季3勝目を挙げる

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[3.24 J2第5節 富山1-0京都 富山]

 J2は24日に各地で第5節を行い、カターレ富山はホームで京都サンガF.C.と対戦した。今季無敗で2位に立つ京都が押し気味に試合を進めるが、富山の守備を崩せない。後半41分には富山が速攻からMFソ・ヨンドクが先制点を挙げた。この1点を守り抜いた富山が、今季3勝目を挙げて勝ち点を9に伸ばし、同8の京都をかわしている。

 過去、京都との通算成績が1勝3分と無敗の富山。その相性の良さを見せて、前半を0-0で折り返す。後半に入ると12分に富山は速攻から右サイドを突破。MF朝日大輔がGKと1対1になる決定機を迎えたが、GKオ・スンフンに阻まれた。直後には京都もCKからFW原一樹がヘッドでゴールを狙ったが、富山のGK飯田健巳も好セーブを見せて得点を許さない。

 膠着した展開を打開しようと、互いのベンチが動く。後半22分、まずは富山がFW木本敬介を起用。京都も同27分に原を下げて、MF三平和司を投入する。続いて富山は同31分にMFキム・ヨングンに代えて、MF大山俊輔をピッチに送り出した。

 時間の経過とともに徐々に前へ圧力を掛けていく京都だが、富山も最終ラインを中心に体を張った守備を見せて、チャンスをつくらせない。同38分に京都はFW宮吉拓実に代えて、FW久保裕也を送り出し、富山ゴールに迫っていく。

 しかし、先制したのは富山だった。後半41分、速攻からソ・ヨンドクがPA内で木本からのパスを受けて、右足でシュート。これが決まって、富山が1-0と先制する。その後も、京都から期限付き移籍しているため、契約上でこの試合に出場できなかったGK守田達弥の代わりにスタメン出場した、GK飯田の好セーブもあり、富山が京都を完封。1-0で勝利した富山は、京都に今季初黒星をつけるとともに、通算成績を2勝3分にして無敗記録を伸ばした。

 試合後、ソ・ヨンドクは「勝って良かったです」と笑顔を見せ「今年は(初ゴールが)遅すぎて申し訳なかったのですが、ホームで、両親の前で点を取れて良かったです。ホームでどんどん勝っていきたいので、また応援よろしくお願いいたします」と、サポーターに更なる応援をお願いした。

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