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[CL]今大会無敗維持のドルトムント、クロップ監督「0-0ならなんとか受け入れられる」

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 相手を上回るチャンスをつくっただけに、悔しいスコアレスドローとなった。3日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)の準々決勝1回戦のマラガ戦を、敵地で戦ったドルトムントのユルゲン・クロップ監督は「我々は得点機を生かせず、最後はなんとか引き分けで終えるために冷静さを保たねばならなかった」と、試合を振り返った。

 序盤からチャンスの数では圧倒したが、マラガGKウィリーの活躍もあり、得点を挙げることはできなかった。逆に試合終了が近くなるにつれて、マラガに押し込まれるようになったが、守備陣が耐えて0-0で試合を終えていた。

「終盤にかけて少し信念が揺らぎ始め、マラガに形勢が傾いた。だが好チームを相手に良いパフォーマンスが見せられた。我々のほうが惜しいチャンスをつくったが、0-0ならなんとか受け入れられる」と、結果を受け入れた。

 アウェーゴールを挙げることはできなかったが、次戦は圧倒的なサポーターの声援を受けて戦える。ホームゲームで準決勝進出を決める自信は、膨らんだようだ。

「選手にはハーフタイムに、良い戦いはできているが、フィニッシュの精度を上げる必要があると話した。その点ではまだ改善の余地がある。マラガは予想どおりの戦いを見せたが、我々もインパクトは残せたと思う。手強いチームを相手によく戦った。いろいろ試し、どれも形はよかったのだが、とにかく最後の決め手に欠けていた。これは次の課題になる。ただ1点奪っていたとしても、マラガにそれほどダメージを与えることはできなかったと思う。第2戦で何をすべきかは分かっている。なんとしても勝ちたい。新たなケガ人や出場停止になる選手も出なかったし、来週の戦いが楽しみだよ」

 今大会、唯一、一度も敗戦のないドルトムントは、9日の第2戦に勝利し、15シーズンぶりの4強進出を目指す。

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