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ルーキー三田のプロ初ゴールが決勝点も、F東京は決勝Tに一歩届かず

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[5.15 ナビスコ杯第6節 F東京2-1新潟 国立]

 FC東京アルビレックス新潟に競り勝った。勝ち点を9に伸ばしたF東京だが、鹿島とC大阪がともに勝利し決勝トーナメント進出を決めたため、予選敗退が決定した。

 1993年5月15日、国立競技場ではJリーグ開幕戦のヴェルディ川崎対横浜マリノスが行われた。歴史的な一戦から20年。同じ国立競技場ではナビスコ杯のFC東京対新潟の一戦が行われた。

 クロスバーを叩くなどのシュートが見られたが、無得点で折り返した一戦。後半に一気に動きを見せる試合となった。

 まずはF東京。後半6分、左サイドを突破したMF東慶悟が中央に折り返す。これに走り込んだMF石川直宏がダイレクトで合わせると、低いミドルシュートがゴール左隅に突き刺さった。20年前のJ開幕戦をスタンドから見守ったというスピードスターが、今季2度目のスタメン出場で結果を残してみせた。

 だが新潟も負けていない。後半20分、左サイドからMF田中亜土夢がクロスを上げると、途中出場のFW岡本英也が打点の高いバックヘッドで合わせて同点に追いついた。

 一進一退の攻防が続いたが、決着を付けたのはルーキーの左足だった。F東京は後半37分、DF徳永悠平の折り返しを、途中出場のMF三田啓貴がダイレクトで合わせて勝ち越しゴールを奪った。ルーキー三田のプロ初ゴールが、F東京に“記念すべき日”、“記念すべき場所”での勝利をもたらした。

 先制ゴールを決めた石川は「相性のいい国立でゴール出来た。タマ(三田)のゴールで価値が高まった」とニヤリ。三田は「この1点でどんどん乗っていけたらいいなと思います」と初々しい表情を見せていた。

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