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未招集の中村ら含めて熾烈なU-18代表守護神争い、渋谷「まず自分が結果を残す」

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[5.21 練習試合 U-18日本代表候補1-4全日本大学選抜 J-GREEN堺]

 今回、U-18日本代表候補合宿にはGK渋谷飛翔(横浜FC)、GK高木和徹(清水ユース)、GK田中雄大(青森山田高)の3人の守護神候補が招集されている。この日は70分間の試合を3人のGKがローテーションでゴールを守ったが、その中で唯一のJリーガー、渋谷が唯一無失点で終えて意地を見せた。

 ハーフウェーラインの先までライナーで投じる鉄砲肩とJ1年目でも先輩GKたちと遜色なく距離を飛ばすキック。驚異的な身体能力に加えて抜群のシュートストップが武器とする渋谷だが、下半身の筋力向上などの課題やまだまだ学ぶことも多く、チームでは試合に絡むことができていない。本人は試合勘に対する危機感もあり「自分の意識も変わった。ここのチームで頑張って試合感もどんどん高校の時みたいに戻していきたい」と意気込んでいる。

 U-18日本代表のゴールを守り、世界への道を切り拓くためには、今回同じく招集されている高木和、田中に加えて、まだ他にもライバルがいると感じている。「あとは(柏の)中村航輔や(札幌の)阿波加(俊太)がケガから復帰してきた時にどうなるかという部分が課題になってくる。その前にまず自分が結果を残して、これからもいられるようにしたい。自分がどれだけリーダーシップを取れるかということが重要になってくる。いかにこのチームを引っ張っていけるか」。U-17W杯での世界経験も持つライバルたちに負けないように、毎回の練習、試合で結果を残してチームからの信頼を高めていく。

(取材・文 吉田太郎)

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