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本田がロスタイムに同点PK!!世界最速で5大会連続のW杯出場決定

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[6.4 W杯アジア最終予選 日本1-1オーストラリア 埼玉]

 W杯アジア最終予選が4日、各地で行われ、日本代表は埼玉スタジアムでオーストラリア代表と対戦した。引き分け以上で5大会連続のW杯出場が決まる一戦。後半36分にまさかの先制点を許したが、後半ロスタイムにMF本田圭佑が同点PKを決め、1-1で引き分けた。6万2172人の大観衆の前で史上初めてホームでW杯出場を決め、開催国のブラジルを除けば、世界最速でのW杯出場権獲得となった。

 日本は前日3日に帰国したばかりの本田、FW岡崎慎司が先発出場。4-2-3-1のシステムで、FW前田遼一の1トップに2列目は右から岡崎、本田、FW香川真司と並んだ。
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 最初のチャンスをつかんだのは日本。前半6分、本田からの縦パスを受けた岡崎がファウルを受け、左45度の位置からMF遠藤保仁が直接FKを狙ったが、わずかにゴール左へ。2月6日のラトビア戦(3-0)以来の代表復帰となった本田が抜群のキープ力で起点となり、香川、岡崎ら2列目が流動的に動いてチャンスをうかがった。

 前半16分、本田から横パスを受けた遠藤が鋭い切り返しでMFマーク・ブレシアーノをかわし、左足でミドルシュートを狙うが、ゴール上。同19分には香川、本田、岡崎と細かくつないでPA内に切れ込み、最後は香川がゴール正面から右足で狙ったが、GKマーク・シュウォーツァーが右手1本でかき出し、惜しくも先制点とはならなかった。

 “日本キラー”のFWティム・ケーヒルが前線で起点となるオーストラリアはシンプルなロングボールで局面の打開を図る。日本としては警戒したいセットプレーからも確実にフィニッシュにつなげるが、前半20分のシュートはDF内田篤人が体を投げ出してブロックした。

 日本は前半23分、MF長谷部誠がMFオアーへのファウルで警告を受け、今予選2枚目のイエローカードとなり、11日にドーハで行われるイラク戦の出場停止が決まった。オーストラリアはこのプレーで獲得したFKからオアーのキックにケーヒルが左足ボレー。ヒヤリとさせられた日本だが、シュートはゴール上に外れた。

 その後もセットプレーからピンチを招く日本だが、最後のところで体を張り、ゴールを許さない。前半34分にはMFブレット・ホルマンのスルーパスにFWロビー・クルースがスピードを生かして抜け出したが、ゴールを空けて飛び出したGK川島永嗣が至近距離でビッグセーブ。ゴールを死守した。日本は前半44分、香川の横パスを受けた本田が前線に鋭い縦パス。岡崎が中に切れ込み、左足を振り抜いたが、GKの正面を突き、前半はスコアレスのまま折り返した。

 後半最初のチャンスも日本がつくった。後半9分、香川が左サイドを縦に仕掛け、ゴールライン際からクロス。GKがパンチングしたボールに本田が詰めたが、シュートは枠を捉え切れない。同11分には本田のヒールパスを受けた香川がPA手前から右足を振り抜くが、GKにキャッチされた。

 勢い付く日本は立て続けに決定機を迎える。後半13分、香川と本田の細かいパス交換から最後は本田のスルーパスに香川が反応。PA内に走り込んだが、DFが間一髪のところでカットした。同14分にはPA内左から狙った香川の右足シュートがクロスバーを直撃。オーストラリアを攻め立てるも、1点が遠かった。

 後半18分には本田が自ら獲得したFKを直接狙ったが、無回転気味に蹴ったボールはクロスバーの上へ。同22分にも前田が同じような右45度の位置でFKを獲得。再び本田が直接狙うと、今度は縦に回転のかかったボールが4枚の壁の上を越えたが、GKに正面でキャッチされた。

 先に動いたのはオーストラリア。後半27分、ホルマンに代えてMFダリオ・ビドシッチを投入。そのままケーヒルと近い位置で1.5列目に入った。同31分にはDFルーク・ウィルクシャーの右クロスにケーヒルが右足で合わせたが、DF吉田麻也が体を張ってブロック。決定的なピンチを防いだ。

 日本は後半35分、前田に代えてDF栗原勇蔵を投入。CBは吉田と栗原となり、DF今野泰幸が左SBに回り、DF長友佑都が左サイドハーフにポジションを上げた。1トップは本田。2列目は右から岡崎、香川、長友となった。

 1点を取りに出た日本だが、まさかの展開が待っていた。オーストラリアは後半36分、左サイドから仕掛けたオアーが山なりのクロス。これがゴール方向に流れると、必死に腕を伸ばしたGK川島の手をかすめ、そのままゴールネットを揺らした。

 1点ビハインドとなった日本は後半40分、内田に代えてFWハーフナー・マイクをピッチに送る。4バックは右から今野、吉田、栗原、長友。2列目は再び岡崎、本田、香川に戻った。同42分には岡崎に代えてFW清武弘嗣を投入。最後の交代カードを切り、清武が右サイドに入った。

 追いついてW杯出場を決めたい日本は怒涛の反撃を見せる。すると後半45分、本田の右クロスがDFマッケイのハンドを誘い、PKを獲得。これを本田が落ち着いてゴール中央に蹴り込み、1-1の同点に追いついた。劇的ゴールに熱狂と興奮に包まれる埼玉スタジアム。そのまま1-1の引き分けに持ち込んだ日本は勝ち点1を獲得。自力でのW杯出場を決め、世界最速でブラジルへの切符を手にした。

(取材・文 西山紘平)

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