beacon

ズラタン代役の長谷川が決勝点も…今度はノヴァコが負傷

このエントリーをはてなブックマークに追加

[7.10 J1第15節 大宮2-1名古屋 NACK]

 スロベニア代表2トップだけではない。FWズラタンを故障で欠く大宮アルディージャは、代役として2試合連続で先発したFW長谷川悠が今季初ゴールとなる決勝点を決めた。

 FWノヴァコヴィッチの同点ゴールから3分後の後半20分、MF青木拓矢の縦パスをフリーで受けた長谷川は振り向きざまに左足を一閃。豪快にゴールネットに叩き込み、2-1とする勝ち越しゴールを奪った。

「DFと中盤の間でボールを受けようとして、いい形で受けることができたので思い切り打った。いいタイミングで打てたし、イメージどおりの形でゴールできた」

 前節・鳥栖戦(1-1)に続き、負傷欠場したズラタンに代わって先発出場。ノヴァコヴィッチ&ズラタンというスロベニア代表コンビの陰に隠れ、途中出場が続いていた187cmの大型FWが今季3試合目の先発出場で大仕事をやってのけた。

 この日、ノヴァコヴィッチがMF中村直志との交錯プレーで右足首を痛め、負傷交代。倒れたまま起き上がれず、担架に乗せられたエースは腕で顔を覆い、苦悶の表情を浮かべていた。

 試合後、ベルデニック監督は「今の時点でハッキリ言えるのは、足首付近のケガということ。ハッキリしたことは分からない」と説明。今後の検査結果次第だが、ズラタンに続いてノヴァコヴィッチも離脱となれば、首位を走るチームにとって大きな不安材料となる。

 今後は横浜FM、川崎Fと上位勢との連戦が続く。ズラタンの復帰、ノヴァコヴィッチの軽傷を願いながらも、長谷川、FW富山貴光ら控えFW陣のさらなる奮起が期待される。

(取材・文 西山紘平)

TOP