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鳥栖が水沼2発でシドニーFCに勝利…デル・ピエロも“魅せるプレー”で沸かす

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[7.24 親善試合 鳥栖2-1シドニーFC ベアスタ]

 サガン鳥栖とシドニーFC(オーストラリア)が24日、佐賀県鳥栖市のベストアメニティスタジアムで親善試合を行った。元イタリア代表MFアレッサンドロ・デル・ピエロが来日し、注目を集めた一戦は、鳥栖が2-1で勝利した。

 試合早々試合が動く。前半2分、ゴール前正面の位置でFKを獲得した鳥栖は、MF水沼宏太が直接狙う。これがGKベドラン・ヤンジェトビッチの手を弾くと、ポストに当てながらもゴールネットを揺らし、先制点を奪った。

 シドニーFCも前半23分、ダイレクトパスをつなぎ、最後はDFライアン・グラントが豪快にゴールネットに突き刺し、同点に追いつく。しかし鳥栖は同40分、MF清武功暉の右クロスにファーサイドから走り込んだ水沼が頭で飛び込み、勝ち越しに成功した。結局これが決勝点となり、鳥栖がホームに海外クラブを迎えるという歴史的な一戦を勝利で飾っている。

 注目のデル・ピエロは前半36分に見せたヒールパスや、後半10分のワントラップで水沼を置き去りにしたシーンなど、魅せるプレーでスタジアムを沸かせたが、暑さも影響し、徐々に運動量が低下。後半31分にFWミチェル・マリアと交代でピッチを後にした。退場の際、メインスタンドの観衆はスタンディングオベーションで見送っていた。

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