beacon

故障明けの酒井宏、開幕スタメンで勝利に貢献し「最高の気分」

このエントリーをはてなブックマークに追加

[8.10 ブンデスリーガ第1節 ハノーファー2-0ボルフスブルク]

 ブンデスリーガは10日、第1節2日目を行い、DF酒井宏樹の所属するハノーファーはホームでMF長谷部誠の所属するボルフスブルクと対戦し、2-0で快勝した。右SBで先発した酒井は4日のDFBポカール1回戦に続いて公式戦2試合連続のフル出場。「最高の気分」と開幕戦勝利を喜んだ。

 7月11日に行われた練習試合で右内転筋を肉離れした酒井。「カップ戦も(リーグ)開幕戦も厳しいかなという状況だった」と言うが、想定以上の回復を見せ、開幕スタメンにこぎつけた。

「最高の気分。ケガをしてから、ここ(開幕スタメン)を目指してきた。最高のスタートで締めくくれた。今はホッとしている」

 試合は前半17分にハノーファーが先制。ボルフスブルクは前半32分にMFアーノルドが一発退場となり、後半7分にはDFティム・クローゼも2枚目の警告で退場となった。11人対9人という数的優位の状況で1点リードの展開。酒井もリスクを冒した攻撃参加は自重し、バランスを取った。

「早く試合を決めないと苦しくなるのは分かっていた。途中で流れが完全にあっちに行くこともあった。そういうところで、しっかり耐えられたのは大きい。自分自身でも、1対1の競り合いで負けた場面が2回あった。ブンデスリーガでやるからには、ああいう部分をなくして、守備を向上させないといけない」

 追加点が生まれたのは後半39分。9人相手に冷や汗をかきながらの白星発進となったが、ホームでの開幕戦というプレッシャーのかかる状況も考えれば、何よりも結果が大事だった。

 酒井は故障明けということもあり、14日のウルグアイ戦に臨む日本代表には招集されなかった。「来週1週間は練習になる。自分は今週の練習でサブ組に入ることもあった。次の試合もしっかりピッチに立てるようにがんばりたい」。先発定着へ、クラブに残ってアピールを続ける。


▼関連リンク
欧州組完全ガイド
ブンデスリーガ2013-14特集

TOP