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廣瀬が後半ロスタイムに同点弾も…栃木は11戦勝ちなし

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[8.21 J2第30節 栃木1-1山形 栃木グ]

 栃木SCはホームでモンテディオ山形と対戦し、1-1で引き分けた。0-1の後半ロスタイムにFW廣瀬浩二が劇的な同点弾。執念で勝ち点1をもぎ取ったが、これで雷雨のため中止となった7月27日の愛媛戦を挟んで11試合勝利なし(6分5敗)となった。

 MFクリスティアーノ、MFチャ・ヨンファンを出場停止で欠いた栃木。前半6分、廣瀬の右クロスから7試合ぶりの先発となったMF久木野聡が左足ボレーで合わせるが、ゴール上へ。山形も前半11分にMF比嘉厚平、21分にMF伊東俊が果敢にミドルシュートを狙った。

 均衡が破れたのは前半24分。自陣でプレッシャーを受けた栃木MF小野寺達也のGKへのバックパスをMFロメロ・フランクがカットし、GKもかわして右足で押し込んだ。相手のミスを逃さず、山形が先制した。

 栃木は後半開始からMF菊岡拓朗を投入し、反撃に出る。後半6分、その菊岡が右足でミドルシュート。同27分には左クロスに途中出場のFW近藤祐介が頭で合わせたが、枠を捉え切れなかった。

 それでも最後まであきらめることなく、ゴールを目指した。後半ロスタイム、GK榎本達也からのロングキックをDF大和田真史が頭でそらし、MF湯澤洋介がゴールラインぎりぎりから折り返す。これを廣瀬が左足でシュート。渾身のひと振りがゴールネットを揺らし、土壇場で1-1の引き分けに持ち込んだ。

「立ち上がり、悪くない入り方をしたのに、自分たちのミスから失点したのはまだまだ緩いし、改善しないといけない」。そう悔やんだ廣瀬は執念の同点ゴールに「ここで負ければ、チーム状況はどんどん悪くなる。何とか1点を取ろうと最後まで望みをかけてプレーした。勝ち点1では全然満足できないけど、今日の試合展開を考えると厳しかったかなと思う」と指摘。6月8日の福岡戦(2-0)を最後に勝利がない厳しい状況が続くが、「こういう失敗を繰り返している時期じゃない。一人ひとりが学んで、しっかり改善して次に臨みたい」と話していた。


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