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東京五輪決定をザックも祝福 「ワインを1本あけた」

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 日本代表は8日、横浜市内で練習を行い、10日のガーナ戦(日産ス)に向けて調整した。左膝痛のため代表離脱が決まったFW岡崎慎司を除く21選手で冒頭15分以外、非公開で練習した。

 同日早朝、2020年夏季五輪の開催都市に東京が決まったことを受け、アルベルト・ザッケローニ監督は「サプライズと言ったら、ちょっと嘘になる。東京にオリンピックが来るのではないかと予感していたし、必ずオリンピックを呼んで成功させる力があると思っていた。東京に来ると信じる気持ちをずっと持っていた」と、興奮冷めやらぬ様子で語った。

「ニュースを聞いたときは朝の早い時間だったが、部屋にワインが用意してあったので、1本あけた」。そう言ってワインで乾杯したことを明かすと、「日本という国、国民が認められた瞬間。日本の国民性は、常に遅れることなく、計画的に物事を進められる。それが世界に認められた証しだと思う」と強調した。

 日本国民へのメッセージを求められると、「『おめでとう』という言葉をかけたい。日本の文化やホスピタリティーが評価されたからこそオリンピックが来た。日本国民として誇りに思っていい」と祝福した。

「一人の日本代表監督として、こういうニュースが届いたことを非常にうれしく思うし、2020年には個人的に日本に来て、オリンピックに参加したいと思う」と笑顔を見せたザック。「(五輪開催時に)すべての部屋を貸し出すのではなく、一つ余らせてくれていれば、2020年は必ず来ますので」とジョークをまじえて喜んでいた。

(取材・文 西山紘平)

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