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本田の出場OK、ザック「明日は問題ない」

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 日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督は14日の公式練習後に行われた記者会見でMF本田圭佑の状態について言及し、15日のベラルーシ戦(ジョジナ)出場に問題がない考えを示した。

 左太腿打撲のため13日の練習は別メニューで調整した本田だったが、この日の練習に合流し、フィジカルメニューからミニゲームまでフルメニューを消化。全体練習後は居残りでシュート練習も行うなど、順調な回復ぶりを見せた。

「昨日の練習後の状況は非常によかった。今日もいい状態だと思っている」。そう説明したザッケローニ監督はベラルーシ戦での起用について「今日の練習の反応を見て決めていこうと思う」としながらも「ここに来て回復しているので、明日は問題ないと見ている」と太鼓判を押した。

 ボールを支配しながら決定機をつくれなかった11日のセルビア戦(0-2)について「チャンスは多くつくれたと思っているが、ゴールの数が少ない」とあらためて振り返った指揮官。選手からは攻撃に工夫やバリエーションが必要との声が出ていることを聞かれ、「決定力の精度を高めたいが、多くのチャンスをつくることも大切だと思っている。そのためにも、前線でのオフの動きや相手に的を絞らせない動きで攻撃を活性化する必要がある」と同意した。

「特にフィジカルが強い相手や引いた相手に対し、そういった形でこじ開けていく必要がある」。セルビア同様、フィジカルと組織に裏打ちされた堅い守りが特長のベラルーシ。カウンターに対するリスクマネジメントを整えつつ、どれだけ攻撃の形をつくっていけるか。「前線でオフの動きをもっと出していきたいし、スピード感のあるコンビネーションをチームとしてトライしていきたい。ベラルーシはコンパクトで、オーガナイズされたチーム。できるだけ的を絞らせないことがテーマになると思う」と語っていた。

(取材・文 西山紘平)

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