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本田が加入後2度目のアシスト!!3発快勝のミランが2連勝

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[3.29 セリエA第30節 ミラン3-0キエーボ]

 セリエAは29日、第31節を行った。日本代表MF本田圭佑の所属するミランはホームでキエーボと対戦し、3-0で勝利した。ミランは2試合連続の完封勝利で2連勝を飾った。

 3試合連続の先発スタートとなった本田は、前半27分のMFカカのゴールでアシストを記録。2試合連続のフル出場を果たし、勝利に貢献した。

 試合はいきなり動いた。前半4分、CKのこぼれをつなぎ、仕切り直したミランは、右サイドからDFアディル・ラミが素早いクロスを入れ直す。これに反応したのはFWマリオ・バロテッリ。ニアに走り込み、鮮やかなダイレクトボレーを蹴り込んだ。

 さらにミランは前半27分、MFナイジェル・デ・ヨングからのパスを受けた本田がゴール前に浮き球パスを出すと、オフサイドラインぎりぎりを抜けたカカにピンポイントで合う。胸トラップで受けたカカは右足で押し込み追加点。自身のミラン通算300試合目となったメモリアルゲームを自らのゴールで祝った。本田のアシストは1月26日のカリアリ戦以来、ミラン加入後2度目となった。クラレンス・セードルフ監督も満足げにサムアップポーズを送った。

 押せ押せのミランはその後もチャンスを作り続ける。そしてついに前半38分、本田に加入後最大とも言うべき決定機がやってくる。エリア内左でDFを引き付けたバロテッリが、右サイドでフリーになっていた本田にラストパス。あとは押し込むだけ。しかしこの最高のお膳立てからの左足シュートを大きくふかしてしまい、初ゴールとはならない。さすがのバロテッリも頭を抱えていた。

 ミランの攻勢は後半に入っても衰えることはなかった。後半9分、左サイドでFKを獲得したミランは、カカがゴール前に蹴り入れると、本田が頭で押し込む。これはGKの好セーブに阻まれてしまうが、こぼれ球がカカに返ると、今度はエリア内左45度の位置から巻くようなシュートで直接狙う。これが右ポストを叩きながらもゴールネットに収まり、リードが着実に広がった。

 後半29分には3枚目の交代カードとしてカカに代えてロビーニョを投入。2試合連続のフル出場が確定した本田がトップ下に入るのではと思われたが、そのままロビーニョがトップ下、本田が右サイドに位置したまま試合は進んだ。

 後半39分には本田に再び決定機がやってくる。カウンターからロビーニョが持ち上がり、一緒に走り込んだ本田にラストパス。だがシュートの場面でDFのブロックに遭い、この場面でもゴールとはならなかった。

 終了間際にキエーボにPKを与えたミランだが、クロスバーに救われ、3-0で逃げ切り勝利。2試合連続のクリーンシートを達成した。


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