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C大阪は土壇場で追いつきドローも、劇的弾杉本に笑顔なし

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[4.29 J1第10節 C大阪1-1大宮 ヤンマー]

 セレッソ大阪はホームで大宮アルディージャと対戦し、1-1で引き分けた。C大阪はリーグ戦2戦連続ドローで6試合勝ちなし。大宮も連敗こそ4で止めたが、同じく6試合勝ち星から遠ざかっている。

 最初の決定機は前半14分、C大阪はMF扇原貴宏がロングフィードを入れると、走り込んだDF酒本憲幸がダイレクト右足で合わせる。しかしこれはクロスバーに阻まれ、先制点とはならない。直後にもFWフォルランとのワンツーでMF山口蛍が抜け出すが、シュートは枠をわずかに外れた。

 前半37分にも再び決定機。左サイドからMF長谷川アーリアジャスールがマイナス気味クロスを入れると、これをFW柿谷曜一朗が右足アウトで狙う。だがこれもクロスバーに嫌われ、得点とはならなかった。

 なかなか均衡が破れないゲーム。後半15分に大宮はFW富山貴光に代えてMFチョ・ヨンチョルを投入。C大阪も同19分に長谷川に代えてMF南野拓実をピッチに送り込み、局面の打開を図る。

 すると後半25分、ついに試合が動く。左サイドでCKを獲得した大宮はMF増田誓志のCKをFWズラタンが合わせる。ニアで飛んだC大阪DFの頭にわずかに当たったことにあるが、ゴール前でフリーでいたズラタンの頭にドンピシャで合い、大宮に先制点が入った。ズラタンはこれが今季初ゴールとなった。

 リードを許してしまったC大阪。反撃を試みたいところだが、ACL、リーグ戦と中2日の連戦が続いている影響もあり、足が進まない。ならばとセットプレーから得点を狙うが、後半38分のフォルランの直接FKも枠を捕えることはなかった。

 しかし後半アディショナルタイムに劇的弾が生まれる。AT4分、フォルランのCKは跳ね返されたが、セカンドボールを山口が入れ直す。MF丸橋祐介の頭は超えるが、裏に走り込んだFW杉本健勇がダイレクト左足で押し込む。「途中から入ってゴールを決めることを考えていた」。劇的弾にそうコメントした杉本だが、「チャンスで決めきれなかった」と笑顔を見せることはなかった。


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