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独紙評価:清武は「ひどいシーズンを象徴」

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軒並み最低点…「話にならないパフォーマンス」

 3日に行われたブンデスリーガ第33節でニュルンベルクはハノーファーをホームに迎え、0-2で黒星を喫した。先発出場したものの56分に交代を命じられたMF清武弘嗣は、ドイツメディアに酷評されている。

 16位の入れ替えプレーオフを目指し、何としても勝利が欲しいニュルンベルク。5分にMFマイク・フランツが中盤でパスミスを犯すと、ボールを拾ったハノーファーMFシャボルツ・フシュティがFWアルチョムス・ルドネフスとのワンツーから決め、先制点を奪われる。

 後半立ち上がりにハノーファーMFマヌエル・シュミデバッハがリーグ戦120試合目で初ゴールを挙げ、2点差に。ニュルンベルクはその後、FWヨシップ・ドルミッチなどがチャンスをつくるも得点できず、落とせない試合を落としてしまった。

 清武は序盤にチャンスをつくったものの、継続的に存在感を示せず。ドイツ『ビルト』(チーム平均点4.64)は、日本代表MFにフランツ、ハンノ・バリチュ、FWトマシュ・ペクハルトとともにチーム最低タイの6をつけている。なお、チーム最高点は清武の代わりに投入されたMFトビアス・パチョニクに対する3だった。(※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)

『キッカー』でも、チーム平均点は4.6で、清武とペクハルトは最低点6をつけられている。パチョニクに3を与えている同メディアはマッチレポートで、清武について「足に鉛がついているかのように、ピッチをゆっくりと動き、交代にふさわしかった」と辛口コメントを記している。

『ニュルンベルガー・ツァイトゥング』(チーム平均点4.67)では、フランツとペクハルトと同じく清武にも6がつけられた。DFペア・ニルソンとパチョニクに3を与えた地元メディアは、清武について以下のような寸評を掲載している。

「彼の交代は、解放のようだった。観客にとっての解放ということだ。またも話にならないパフォーマンスを見せ、アイデア、勇気、情熱をまったく欠いていた。ニュルンベルクのひどいシーズンを象徴している選手だ」

 最終節はシャルケとのアウェーゲームに臨む17位ニュルンベルク。勝利すれば、同時刻に開催されるマインツ対ハンブルガーSVの結果次第で、入れ替えプレーオフの16位に浮上する可能性を残している。


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