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5試合連続完封の浦和GK西川「気持ち良く代表に行ける」

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[5.17 J1第14節 浦和1-0C大阪 埼スタ]

 プレー機会は限られた。しかし、少ないプレー機会でしっかりと仕事をこなせる守護神がいるからこそ、チームは勝ち点を積み重ねられる。

 前半、C大阪のシュートはゼロに終わり、浦和レッズGK西川周作に仕事らしい仕事はなかった。後半に入っても浦和が主導権を握る展開が続いたが、徐々にC大阪がカウンターからゴールを脅かし始める。そこに西川が立ちふさがった。

 後半26分、MF南野拓実に強烈なシュートを放たれる。しかし、ポジショニングの良い西川はほぼ正面でシュートに対応し、パンチングで弾き出してゴールマウスを守った。C大阪にゴールを脅かされる場面が少なかったのは「皆が頑張ってくれたから。危ない場面もなく、相手より良いサッカーができたと思う。基本的なカバーができていたし、非常に集中してプレーができた」とチームメイトへの賛辞を忘れなかった。これで5試合連続完封を達成し、本人も「自分の中でも初めての経験だと思う」と喜びを口にした。

 今後はブラジルW杯へ向けて準備を進めるが「今日は気持ち的にも余裕を持ってプレーできました。Jリーグは中断期間に入りますが、今日のような気持ちを忘れずにやっていきたい。チームが良い状態だと自分も良い状態だと思えるので、無失点のまま行けるのは本当に気分が良いし、自信を持って代表に行けます」と笑顔で話した。

 チームメイトからは「『気持ち良く代表に行けるね』と声を掛けてもらいましたが、『試合に出ないと見ないし、応援しないぞ』と冗談交じりで言われました(笑)。ただ、行くからにはポジションを争っていきたいし、自分が出場機会を得たときにしっかりと出られる準備をしていきたい。本当に楽しみにしています」とW杯へ思いを馳せた。

(取材・文 折戸岳彦)

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