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ペドロ・ジュニオールのAT弾で神戸が仙台撃破! 4連勝で初の決勝T進出!

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[6.1 ナビスコ杯第7節 神戸2-1仙台 ノエスタ]

 ナビスコ杯は1日、グループステージ第7節を各地で行った。Aグループ3位のヴィッセル神戸は、ホームに同7位のベガルタ仙台を迎えた。前半1分にFW森岡亮太のゴールで先制した神戸だったが、その後は運動量が落ちて仙台に試合を支配される。前半37分に同点ゴールを許したが、後半アディショナルタイムに途中出場のFWペドロ・ジュニオールが決勝点を叩きこみ、2-1で勝利。苦しみながらも勝利した神戸が、クラブ史上初となる決勝トーナメント進出を決めた。

 5点差以上を付けて勝利すれば、無条件で予選突破が決まる神戸。開始直後の1分には、PA内にボールを運ぶと、FW松村亮がシュート。これはブロックされたが、こぼれ球を拾った松村が森岡にボールをつなぐと、森岡が冷静にDFをかわしてシュートを流し込んだ。幸先の良いスタートを切った神戸は、前半21分にも速攻からPA内でFWマルキーニョスが決定機を迎える。しかし、浮かしたシュートは枠を外れて、追加点を挙げられない。

 すでにグループ敗退が決まっている仙台も、意地を見せる。運動量で上回り、ルーズボールを拾って試合のリズムをつくる。前半37分、FWウィルソンのミドルシュートはクロスバーを叩いたが、跳ね返りを拾ったMF藤村慶太がDFをかわして、左足でミドルシュートを放つと、ボールはクロスバーの下を叩きゴールに決まった。このまま1-1で前半は終了する。

 後半の開始と同時に神戸はMF大屋翼を下げ、MF杉浦恭平を起用する。最初の決定機は後半12分、仙台DF渡辺広大のパスミスを拾った松村が、左サイドからゴールを狙ったがシュートは右に切れて行った。同15分には両チームのベンチが動く。神戸は松村を下げ、FWペドロ・ジュニオールを起用。対する仙台はウィルソンを下げて、FW武藤雄樹を投入した。運動量で上回る仙台は、17分に攻撃参加したDF菅井直樹のシュートが右ポストを叩く。

 神戸は後半28分にマルキーニョスを下げて、MF相馬崇人を投入する。その直後、中央にポジションを移したペドロ・ジュニオールがフィニッシュに持ち込んだが、DF角田誠にブロックされる。同34分にも左サイドで推進力を見せる相馬の突破から、杉浦が左足のボレーでゴールを狙ったが、シュートは枠を捉えられない。

 仙台は後半34分に、MF梁勇基を投入する。同40分に神戸はGKシュミット・ダニエルにプレスを掛けたペドロ・ジュニオールがキックをブロック。ボールはゴール方向に転がったが、わずかに右へ外れた。同45分にも神戸は森岡、相馬がゴールを狙ったが、勝ち越しゴールは挙げられない。

 このまま試合終了かと思われたアディショナルタイム。森岡がボールを前に運び、ペドロ・ジュニオールにパス。PA内でDFを振り切ったブラジル人ストライカーがシュートを決め、土壇場で神戸が勝ち越した。このまま試合は終了し、2-1で勝利して4連勝を飾った神戸が清水を抜き、2位に浮上。クラブ史上初の決勝トーナメント進出を決めている。

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